未来を照らす次世代エネルギー:大学連携による地域貢献
2025年4月に理工学部を開設予定の追手門学院大学と、電気通信分野で知られる大阪電気通信大学が、地域社会への貢献を目的とした共同公開講座を開催します。テーマは「次世代エネルギー」。政府が掲げる2050年カーボンニュートラル目標、そして茨木市の「ゼロカーボンシティ」宣言を受けて、持続可能な社会に向けた取り組みが加速する中、この講座は市民にとってタイムリーな情報提供の場となります。
最新技術と未来展望:第一部と第二部の内容
講座は二部構成。第一部では、追手門学院大学理工学部電気電子工学科の高見剛教授が登壇し、「全固体フッ化物イオン電池」の開発状況について講演します。この次世代電池は、レアメタルを使用せず、リチウムイオン電池の数倍のエネルギー密度を持つと期待されています。生活インフラから電気自動車、災害時の非常用電源まで、幅広い分野での活用が期待されており、その開発の現状、課題、そして将来展望について分かりやすく解説する予定です。
第二部では、大阪電気通信大学工学部基礎理工学科の川口雅之教授が登場。SDGsの観点から、持続可能な材料開発という視点で、次世代電池への応用が期待される新たな炭素系材料に関する研究成果を紹介します。環境問題への配慮と技術革新が融合した、最先端の研究内容に迫ります。
地域連携による持続可能な未来への貢献
本講座は、追手門学院大学と大阪電気通信大学が主体となり、茨木市と寝屋川市の後援を得て開催されます。両大学が持つ専門性を活かし、地域住民に最新技術に関する理解を深めてもらうことを目的としています。参加費は無料、定員制限もないため、高校生以上であれば誰でも参加可能です。
講座を通して、参加者は次世代エネルギーに関する知識を深めるとともに、持続可能な社会の実現に向けて、地域社会全体で取り組む重要性を再認識する機会を得られるでしょう。地球環境問題への関心を高め、未来への展望を共有する場として、この公開講座は大きな意義を持つと言えるでしょう。
講座概要
講座名: 次世代エネルギーについて考える
日時: 2024年12月7日(土) 14:00~16:30
場所: 追手門学院大学茨木総持寺キャンパス 2階 A241教室
対象: 高校生以上
参加費: 無料
申込締切: 11月30日(土)
申込方法: 申込URL
登壇者: 高見剛教授(追手門学院大学)、川口雅之教授(大阪電気通信大学)
主催: 追手門学院大学、大阪電気通信大学
後援: 茨木市、寝屋川市
この機会に、次世代エネルギーの未来について一緒に考えてみませんか?