ユニークなカラスアゲハの展示会開催
大阪にある自然史博物館で、希少種やユニークな蝶を紹介するミニ展示が行われます。その名も「東アジアのカラスアゲハの仲間」。この展示では、美しいカラスアゲハの仲間たちが一堂に会する貴重な機会となっています。
カラスアゲハの魅力
日本を代表する蝶の一つであるカラスアゲハは、その大型で緑色に輝く翅が特徴です。同じ蝶の仲間として「ピーコック・スワローテイル」としても知られています。この名は、羽の美しさがクジャクを想起させることから付けられました。特に、東アジアに分布するこれらの種は地域ごとに様々な特徴を持ち、近年の遺伝子解析によってその分類が明確にされつつあります。
展示の概要
展示は、令和7年9月9日から10月13日までの間、大阪市立自然史博物館本館1階のナウマンホールで行われます。開館時間は午前9時30分から午後5時までですが、入館は午後4時30分までに済ませる必要があります。毎週月曜日は休館日ですが、一部の月曜日や指定された日には開館する特例があります。
入館料
入館料金は常設展と同じで、大人が300円、高校生・大学生が200円となっており、特定の条件を満たすグループには無料または割引料金が適用されることもあります。特に中学生以下や65歳以上の方は、お得に楽しむことができます。
展示されるカラスアゲハたち
展示では、非常に希少で世界的に保護されているルソンカラスアゲハやミンドロカラスアゲハをはじめ、その他にも独特な柄を持つ日本国内外のカラスアゲハたちを見ることができます。ご紹介する主な種には、以下のような蝶が含まれています:
- - カラスアゲハ:日本各地に分布。
- - オキナワカラスアゲハ:奄美と沖縄地域に特有。
- - ヤエヤマカラスアゲハ:八重山の固有種。
- - クジャクアゲハ:台湾から中国全土に広がる。
- - コウトウルリオビアゲハ:台湾蘭嶼の亜種。
- - タイワンカラスアゲハ:台湾や中国で見かけられる。
- - オナシカラスアゲハ:アッサム地方に生息。
- - ルソンカラスアゲハ:ルソン島特有の種。
他にも、シナカラスアゲハやホッポアゲハなど、珍しい蝶たちが集まります。それぞれの蝶が持つ独自の色彩や模様は、見ごたえがあります。
アクセス情報
大阪市立自然史博物館は、地下鉄御堂筋線「長居」駅から徒歩800メートルの距離に位置しています。また、JR阪和線「長居」駅からもアクセスが良好です。訪問の際には、是非事前に交通手段をチェックしておくことをお勧めします。
この展示は、単なる観覧だけでなく、蝶に関する知識を深める良い機会となるでしょう。美しいカラスアゲハたちの姿を楽しむだけでなく、新たな発見をしに、ぜひ訪れてみてください!
お問い合わせ
展示に関する詳細や広報問い合わせは、大阪市立自然史博物館で受け付けています。電話でのご連絡も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。