経済安全保障に貢献するFFRIセキュリティの研究開発課題

FFRIセキュリティが挑む新たな研究開発



株式会社FFRIセキュリティは、東京都千代田区に本社を置くサイバーセキュリティ専門企業です。近年、国内で急速に進化するサイバー脅威に対抗すべく、独自の研究開発活動を展開しています。この度、FFRIセキュリティは内閣府主導の「経済安全保障重要技術育成プログラム」に採択されました。このプログラムは、我が国が国際社会で中長期的に確固たる地位を威張るために必要不可欠な先端技術の育成を目的としています。

採択された研究開発課題の概要


FFRIセキュリティが受け持つ研究開発課題は、「不正機能の意図性評価に関する方法論整理及び評価ツールの開発」です。この研究では、不正機能事例の調査を行い、その結果をもとに不正機能を類型化および体系化します。そして、こうした不正機能の意図性を評価するための方法論とツールを開発します。具体的には、不正機能の特性や外部情報などを持ちいて、意図性を複合的に評価する手法を構築します。さらに、評価者の入力に基づいて意図性評価の結果を出力するツールも合わせて開発する予定です。

研究開発の目指す成果


FFRIセキュリティがこの研究を通じて目指すのは、サイバーセキュリティ分野において実用的な支援を行うことです。特に、サプライチェーンのセキュリティ確保に寄与する技術は、近年その重要性が高まっています。サイバー攻撃者は常に新たな手法を模索しており、その動向を先取りした技術の開発は急務と言えるでしょう。

研究開発の背景とFFRIセキュリティの取組み


FFRIセキュリティは、2007年に設立されて以来、国内で賢いサイバー攻撃に対抗するための独自の研究成果を上げてきました。特に、サイバー攻撃者の心理や技術動向を分析し、それに応じた防御策を開発することに力を入れています。現在も、国際的なセキュリティカンファレンスで得られた成果を発表し続けており、国内外で高い評価を受けています。さらに、官公庁や企業への次世代エンドポイントセキュリティ「FFRI yarai」の導入実績も多数あるなど、技術力の高さを証明しています。

未来に向けての展望


FFRIセキュリティは、2025年から5か年にわたる研究開発期限を設け、最大6億円の予算をもってこの重要なプロジェクトに取り組みます。研究開発の進捗に対して多くの期待が寄せられる中、同社はサイバーセキュリティの未来を切り拓くため、日々努力を続けています。サイバーセキュリティの脅威が増す昨今において、こうした取り組みが日本全体の安全性を向上することは間違いありません。

FFRIセキュリティは、今後も技術革新に努め、多様なサイバー脅威に対応するための研究開発を続けることで、我が国の経済安全保障に大きく貢献していくでしょう。それは、未来の日本に安全なデジタル環境を提供する一歩となります。

会社情報

会社名
株式会社FFRIセキュリティ
住所
東京都千代田区丸の内3-3-1新東京ビル2F
電話番号

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