データセンター投資
2022-11-24 13:00:22

アジア太平洋地域のデータセンター投資プログラムが誕生

アジア太平洋地域におけるデータセンター投資プログラムの設立



近年、デジタル化が進む中、データセンターの重要性が増しています。その中で、シンガポールを拠点とする不動産プライベートエクイティ投資会社SCキャピタル・パートナーズが、アブダビ投資庁(ADIA)と連携し、新たなデータセンターへの投資プログラムを立ち上げたことが発表されました。このプログラムでは、アジア太平洋地域を対象に、最大20億米ドルのエクイティを提供することが確約されています。

データセンター投資プログラムの概要



新たなプログラムでは、日本、韓国、シンガポール、オーストラリアの各国に焦点を当て、データセンターへの投資機会を提供します。これにより、SCキャピタル・パートナーズが推進しているアジア全域のオポチュニスティック型投資戦略が加速することが期待されています。プログラムに続いて、2022年3月に発表された『SCゼウス データセンター』の設立も背景にあり、こちらはデータセンターの設計、開発、管理を包括的に行うプラットフォームです。

SCゼウス データセンターの役割



SCゼウス データセンターは、主要な地域に拠点を置く垂直統合型のプラットフォームです。シンガポールをはじめ、中国、香港、日本、韓国、タイにおいて、データセンター事業を展開しています。このプラットフォームは、投資家にとってのワンストップ・ソリューションを提供し、アジア太平洋全域における資産管理、リーシング、プロジェクトの運営など多岐にわたるサービスを実現します。

スチャッド・チアラヌサティ氏のコメント



SCキャピタル・パートナーズの会長兼創業者であるスチャッド・チアラヌサティ氏は、新プログラムの意義について次のように述べています。「このプログラムは、当社の投資戦略を強化するものであり、急成長するデータセンター市場において、私たちの展開を助けられる新たな基盤となるでしょう。」

共同CEOのビジョン



一方、SCゼウス データセンターのCEO、ジョー・グーイ氏は、ADIAとの提携がもたらす利点についてコメントしています。「当社は健全なプロジェクトパイプラインを築いており、効率的で持続可能なデータセンターを迅速に提供できるよう努めており、ブレークスルーの時期を迎えています。」

SCキャピタル・パートナーズの成長と未来



SCキャピタル・パートナーズは2004年の設立以来、アジア太平洋地域において多岐にわたる不動産投資を行ってきました。63億米ドルを超える運用資産を有し、多様なアセットクラスへの投資において顕著な成功を収めています。同社は、グローバルな大手機関投資家と連携し、地域に特化した資産運用を行うことでより多くの価値を提供していく予定です。

新しいデータセンター投資プログラムは、アジア太平洋地域のデジタルインフラストラクチャーの進展に寄与すると考えられ、今後の市場展開に大きな影響を与えることが期待されます。そのため、引き続きSCキャピタル・パートナーズの動向に注目が集まっています。

会社情報

会社名
SCキャピタル・パートナーズ・ジャパン株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿南1丁目1番1号
電話番号

トピックス(経済)

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