トヨタ・モビリティ基金、2026年度プロジェクトで8チームを採択
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、2026年度の「Mobility for ALL」プロジェクトにおいて8つのチームを選定しました。このプロジェクトは、移動の楽しさを保障し、誰もが新たな可能性に挑戦できる未来を目指しています。
プロジェクトの5年目にあたる2026年度は、「日常の移動」と「スポーツ観戦」の2つのテーマで新しいアイデアを公募しました。選考は外部の専門家によって行われ、成果が期待される7つのチームが「成長支援コース」に選ばれ、さらに実証の機会を提供される1つのチームも選択されました。これらのチームは、活動支援金や伴走支援、さらには障害のある方たちとの実証機会などが与えられます。
日常の移動:成長支援コース
1.
特定非営利活動法人ドロップレット・プロジェクト
自立した外出を支援するため、シンプルアイコンを使用したコミュニケーション支援アプリの開発と実証を行います。
2.
Human Physical Intelligence株式会社
パーキンソン病患者のために、すくみ足の解消を目指した人工筋歩行アシストロボットの開発及び実証を進めます。
3.
BOVLIFE株式会社
視覚に障害のある人々に明るく欠損のない視野を提供するデジタルメガネの開発に取り組みます。
4.
dotlumen SRL(ルーマニア)
視覚障害者が盲導犬に引かれる感覚で障害物を避けられる小型スマートグラスの開発に挑戦します。
スポーツ観戦:成長支援コース
1.
SpoLive Interactive株式会社
視覚や聴覚に障害のある方への独自AI技術を用いた音声・テキスト実況サービスの開発を行います。
2.
株式会社ビーライズ
聴覚障害者に対する専用スマートグラスを利用したXR観戦システムを開発し、新たな観戦価値を提供します。
3.
Dot incorporation(韓国)
視覚に障害のある方が点字や図形を触覚で体験できるデバイスを開発し、試合情報を伝える取り組みを進めます。
スポーツ観戦:実証機会提供コース
1.
lumivision LLC(アメリカ)
弱視や低視力の人々に対し、スマートフォン搭載型ヘッドセットを用いて観戦時の視野を補正し、楽しさを広げる実証を行います。
TMFの目指す未来
トヨタ自動車は設立以来、全てのステークホルダーを尊重しながら、豊かな社会の実現を目指してきました。2014年には、公益的な活動を推進するためにTMFを設立しました。TMFは、モビリティを通じて社会の発展に寄与するため、世界各国で様々な移動に関する課題の解決に取り組んでいます。
このプロジェクトによって、平等に移動する権利が保障される社会の実現へと一歩近づきます。採択されたチームは、交流会や展示会などを通し、社会実装に向けた活動を進めていきます。今後の取り組みに期待が寄せられます。