カーボンニュートラル実現に向けた重要なセミナー開催
2025年7月10日(木)に、JPI(日本計画研究所)が主催し、千代田化工建設株式会社のフロンティアビジネス本部に所属する技術アドバイザーの細野恭生氏を迎えて、「燃料・熱需要に対するカーボンニュートラルの最新動向と展望」というテーマのセミナーが開催される。
このセミナーでは、カーボンニュートラル社会の実現が求められる中、特に重要となる熱需要の脱炭素化について幅広く議論される予定である。
セミナーの目的と重要性
カーボンニュートラルの実現には、電力のクリーン化だけでなく、化石燃料から発生する熱需要の大幅な見直しが必要である。この熱需要は全体のCO2排出量の約70%を占め、現在も化石燃料に依存している。したがって、このセミナーでは、熱需要の脱炭素化に向けた具体的な対応策や技術について深く掘り下げられることが期待されている。
講義内容の詳解
講義は以下の内容で構成される予定だ。
1.
脱炭素の潮流
- 脱炭素シナリオの現状
- 削減が難しい分野としての熱需要
- 世界的な政策と制度の動向
2.
産業界における熱需要の脱炭素
- 石油、化学業界での取り組み
- 鉄鋼、セメント業界の現状
- その他の産業における課題と解決策
3.
要素技術と応用事例
- 電化やヒートポンプ技術
- 水素、アンモニア、合成燃料の活用
- 工業炉の改良と未利用熱の利用
4.
熱需要脱炭素の評価と今後の展望
- 各種技術の効果の評価
- 今後の進展とそれに伴う課題
5.
質疑応答と名刺交換
セミナー終了後には講師に対する質問の機会が設けられ、受講者同士の交流も促進される。 業界内でのネットワーク構築と情報交換は、今後のビジネスチャンスを広げるために欠かせない要素である。
受講方法と料金
受講方法は、会場受講、ライブ配信、そしてアーカイブ配信(約2週間視聴可能)のいずれかから選択可能。受講料は、1名で37,270円(税込)、2名以上での申し込みの場合は32,270円(税込)。また、地方公共団体所属の方には特別料金が用意されている。
JPIの役割と背景
日本計画研究所は、国家政策やナショナルプロジェクトの推進に寄与してきた機関であり、知識の橋渡しを通じて各界の上級管理職に向けた情報提供を行っている。今回のセミナーも、そうした活動の一環として、より多くのビジネスリーダーが持続可能な社会の実現に向けて知識と経験を共有する機会となるでしょう。
詳細および申し込みは
JPI公式サイトをご覧ください。