トップ保険サービス、再び評価される
福岡県北九州市に本社を置くトップ保険サービス株式会社が、2024年度「日本経営品質賞 本賞中小企業部門」を受賞しました。この受賞は、顧客の安全と幸せを基盤にした高いサービス品質によるものです。2017年に続き、今回が2度目の受賞となりますが、今回は事故対応に加え、未然防止にも注力している点が評価されました。
日本経営品質賞とは?
日本経営品質賞は、1995年に創設され、企業が持続可能で卓越した経営を実現するための指標となるものです。顧客や従業員、ビジネスパートナー、社会における価値を形成する企業に与えられ、審査基準には、戦略の明確性や実行力、成果の立証が含まれています。今回の受賞により、トップ保険サービスは、業界内での信頼性を再確認された形となります。
受賞の背景と取り組み
未然防止への取り組み
以前の受賞では「事故対応」に注力していましたが、今回の受賞では、事故の未然防止に焦点を当てた取り組みが高く評価されました。具体的には、年間2,000人以上が利用する無償のリスクマネジメントサービスを提供しており、これには賠償事故に関するリスク研修や交通安全講習などが含まれています。
このサービスによって、顧客のリスク意識が向上し、事故率が低下したことで、保険料の割引が実現。顧客からは「ネット保険よりも安く、24時間の事故対応をしてくれる」と嬉しい声が寄せられています。
長期的な顧客関係の構築
トップ保険サービスの営業方針は、新規顧客の開拓ではなく、既存顧客との関係を深めることに特化しています。営業ノルマを課さず、結果として自社の生産性が高まり、顧客からの新規紹介も増加。これにより、競争の激しい保険業界でも高い成約率を維持しています。
働きがいのある組織文化
同社は、社員が幸せであることを重視した組織文化を持っています。それは、社内の風土により低い離職率を保ち、過去10年間の平均離職率は6.0%を誇ります。社員がやりがいを感じられる環境が整っていることは、企業の恒常性に寄与しています。
顧客本位の企画力
トップ保険サービスは、「生の声」を常に重視します。顧客やセミナー参加者から得たフィードバックをもとに、週に1回社内で開かれる会議で商品企画を進め、顧客のニーズにマッチしたサービス提供に努めています。
まとめ
日本経営品質賞は、企業の持続可能な成長を評価する重要な指標です。トップ保険サービスが再度受賞した背景には、顧客の幸せを第一に考える企業哲学と、常に進化し続ける姿勢があると言えるでしょう。今後の同社のさらなる進展と、業界への影響に期待が寄せられています。