2025年4月2日、衆議院第二議員会館において「中小企業の生産性革命とリスキリングによる賃金アップを実現する議員連盟」の総会が行われ、一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会が協力団体として参加しました。担当の今枝宗一郎会長の挨拶により幕を開け、重要な議論が展開されました。
日本経済の再活性化には、特に中小企業において、投資やイノベーションを促進し、付加価値を生み出すことが求められています。また、労働参加率の向上も不可欠です。このような状況下、人材や後継者の不足が続く中、小規模事業者をサポートするためのリスキリング支援が必要とされています。その実現には、大規模な財政投資と省庁間の連携が必須であり、賃金の上昇や労働市場の改革が求められています。
総会では、特に中小企業におけるマネジメントと新規事業創出に関するリスキリングの重要性が強調され、企業と従業員とのエンゲージメントの関係についても活発な意見交流がありました。これに関して、株式会社PHP研究所の的場正晃本部長が、中小企業に向けたリスキリングプログラムの実績と課題について具体的な事例を挙げながら説明しました。
会議には、経済産業省、中小企業庁、厚生労働省、文部科学省の関係者も参加し、意見交換が行われました。政産官学の連携が図られる中で、様々な視点からの意見が出され、今後の取り組みの方向性が見えてきました。
議員連盟は、今後も中小企業の生産性向上に寄与する政策を研究し、必要な法改正を検討することを約束しました。
一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会は、このような活動を支える重要な組織であり、理事には元総務大臣の増田寛也氏や、著名な学者が名を連ねています。地域経済の活性化を目的に、メンバーはそれぞれの専門分野を生かしながら、理想的な社会の実現を目指しています。
今回の総会は、これからの中小企業の在り方を見つめ直す重要な機会となりました。災害や労働市場の変化に柔軟に対応できる企業を育成するためのリスキリングは、賃金上昇のカギとなるでしょう。今後の展開に期待が寄せられています。