AEQUITAがSABICの欧州石油化学事業を買収
2026年1月9日、ドイツのミュンヘンに本社を置くAEQUITA SE & Co. KGaAが、サウジアラビアの化学企業SABICが保有する欧州のオレフィンおよびポリオレフィン事業を買収する契約を締結しました。この買収には、オランダのヘーレン、ドイツのゲルゼンキルヘン、ベルギーのヘンク、イギリスのティーズサイドという4つの生産拠点が含まれています。これらの拠点は、年間約35億米ドルの売上高を誇り、1,900人の従業員が所属しています。
この事業は、強固な市場ポジションや有利なインフラ、確立された顧客基盤を持ち、高い拡張性を持つ統合型プラットフォームとして評価されています。また、AEQUITAのCEO、アクセル・ゴイヤー氏は、この買収が既にLyondellBasellから取得したオレフィン及びポリオレフィン事業と組み合わさることで、欧州における石油化学市場の再編・統合に寄与することを期待しています。
この取引の成果として、両事業の合算売上高は約70億米ドルに達する見込みです。AEQUITAは、このシナジーによるコストおよびオペレーションの最適化を目指し、クロスセル機会を広げるために努力する意向を示しています。SABICの最高経営責任者(CEO)、アブドゥルラフマン・アルファギーフ氏は、「本取引はSABICのポートフォリオ最適化プログラムの一環として、当社の成長を持続可能なものにし、企業価値を最大化することを目的としています」と述べています。
AEQUITAのゴイヤー氏は、今回の買収が同社の化学プラットフォームの欧州での拡大に向けた重要なステップであり、相乗効果を最大限に生かすことで、企業価値の向上が期待できると強調しました。「AEQUITAのアクティブ・オーナーシップ・モデルの下、現場チームを支援し、持続可能な価値創出に資するプラットフォームを構築していくことに注力していきます」とのコメントも付け加えています。
この取引は、関連当局の承認を得て、2026年末までに完了する予定です。
SABICについて
SABICは、サウジアラビア・リヤドに本社を置く、世界的な化学企業であり、化学品や高性能プラスチック、肥料などを製造・提供しています。28,000人以上の従業員が世界中の140カ国以上で事業を展開し、イノベーションを通じて数多くの特許を保有しています。
AEQUITAについて
AEQUITAは、ミュンヘンを拠点とするグローバルインダストリアル投資グループで、企業の買収や成長支援に専念しています。年間100億ユーロを超える売上高を持つポートフォリオを展開し、持続的な成長を支援するための専門知識を活かしています。詳細は
AEQUITAのウェブサイトをご覧ください。