マルシェ株式会社のニューカラー政策
大阪阿倍野に本社を構えるマルシェ株式会社が、2024年に向けて積極的に店舗展開を進めています。彼らの経営理念は「心の診療所を創造する」、モットーは「人・おいしさ・楽しさ」です。この理念のもと、マルシェは「酔虎伝」や「八剣伝」といった多様な飲食ブランドで知られています。
この度、マルシェ株式会社は「ニューカラー政策」と名付けられた新たな出店戦略を実施し、特にZ世代や外国人客にアプローチすることを目指しています。目標として、繁華街や地方都市に合計16店舗の新業態を展開することを決定しました。
ニューカラー政策の趣旨
「ニューカラー政策」は、ダイバーシティ経営の実践を目的にしています。国内外の多様な食文化やお客様のニーズに応じた価値の創出を重視しており、特に新たな居酒屋業態を強化しています。この新業態展開は、「ビジョン2028」の一環として位置付けられ、マルシェの未来を見据えた取り組みとなっています。
具体的な新業態概要
1. ハッケン酒場
最初の新業態である「ハッケン酒場」は、八剣伝のリブランディングモデルとして開発されました。新鮮な国産鶏肉を使用し、自ら串打ちを行う焼鳥メニューが特徴です。さらに、手軽に楽しめる低価格のレモンサワーやハイボールも提供されており、リーズナブルでありながら質の高い食事を楽しむことができます。
2. ニューマルケン
続いての業態は「ニューマルケン」です。このブランドでは、定番の餃子に加え、本マグロを使った刺身や、じっくり煮込んだ料理が看板メニューとして提供されます。こちらも低価格のドリンクメニューを揃え、とても親しみやすい店舗を目指しています。
3. 大阪やきそばセンター
「大阪やきそばセンター」は、大阪万博を見据えた新名称の業態です。業界最多となる50種類のやきそばを取り揃え、独自の9種類のソースによって、他店との差別化を図っています。
4. やきとりええねん
最後の業態「やきとりええねん」では、新鮮な生肉を地域の食鳥屋から仕入れ、自店で丁寧に手打ちを行います。また、独自に開発した秘伝のタレやスパイス塩を使った料理が自慢です。こちらも煮込み料理や肉汁餃子を提供し、低価格ドリンクと共にお客様を迎えます。
出店情報
すでに新業態の店舗は数カ所にオープンしており、今後も続けて開店する予定です。具体的には、ハッケン酒場では、大阪や東京などを中心に合計16店舗が展開予定です。これにより、より多くのお客様にマルシェの理念を体感していただける機会が増えるでしょう。
まとめ
マルシェ株式会社の「ニューカラー政策」は、ただの新店舗の開店に留まらず、国内外からの多様なニーズへの対応を中心に据えています。ダイバーシティ・マルシェを実現するため、今後も挑戦を続ける彼らの取り組みには大いに期待が寄せられています。