クラウドセキュリティ企業「Cloudbase」の事例
Cloudbase株式会社は、東京都港区に本社を置く日本のクラウドセキュリティ企業です。この度、出光興産株式会社においてCloudbaseが導入されたことが発表されました。出光興産はエネルギー分野で広く知られる企業であり、デジタル・ICT推進部門では、社内及びグループ会社に対して強固なネットワークインフラを提供することを使命としています。彼らは各種クラウドサービスを活用しつつ、セキュリティ体制を一層強化する必要がありました。
導入の背景
出光興産は、3年前からMicrosoft Azureを活用してクラウド環境の整備を進めていましたが、頻繁なポリシーのアップデートが負担となっていました。その問題を解決するため、Cloudbaseを導入することを決定しました。このプラットフォームは、簡単に情報にアクセスでき、迅速なサポート体制が整っているため、彼らのニーズにマッチしました。
導入後の効果
Cloudbaseを導入後、出光興産では、求人前の環境構築に際し、NISTのルールに基づいて非準拠項目を確認する体制が確立されました。新たに検出されたリスクアラートを、Cloudbaseのデータで迅速に確認し、適切な対策を講じることが可能になりました。これにより、クラウド環境の潜在的なリスクを早急に特定できるようになりました。さらに、NISTを基にした結果を共通言語とすることで、社内でのコミュニケーションもスムーズに行えるようになりました。
今後の展望
出光興産は今後、Cloudbaseを用いてインフラ構築のためのルールを策定し、運用の促進を行う考えです。また、AzureだけでなくAWSを含めたマルチクラウド環境でも共通のルールでセキュリティリスクを判定できるよう、体制を強化していく予定です。
Cloudbaseとは
クラウドセキュリティプラットフォーム
Cloudbaseは、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなどのパブリッククラウドを安全に運用するためのセキュリティプラットフォームです。設定ミスや脆弱性を可視化し、リスクへの適切な対策を実施・管理できます。
特徴
- - エージェントレススキャン:既存の環境に影響を与えず、安全にクラウドリスクを可視化します。
- - トリアージ機能:構成ミスや脆弱性を優先的に検出し、攻撃リスクを可視化します。
- - 日本語ドキュメント:リスクへの対処方法を詳細に記載したドキュメントを提供し、迅速な対処を支援します。
- - 運用サポート:企業が全社的にセキュリティ戦略を推進できるように、継続的なサポートを行います。
最後に
Cloudbaseは、多くの日本企業に導入され、セキュリティ対策の強化や運用の効率化に寄与しています。これからも、出光興産をはじめとした様々な企業のセキュリティニーズに応えるプラットフォームとして、成長を続けることでしょう。