物流業界を変える!CBcloudと損保ジャパンの貨物保険制度
CBcloud株式会社は、損害保険ジャパン株式会社と協力し、特に軽貨物ドライバー向けの「ピックゴーの貨物保険」を発売しました。この保険制度は、2023年10月に取り扱いが開始され、2024年7月には加入者数が1,000名を超えました。これは、配送ドライバーの安心と安定を実現し、物流業界全体のニーズに応えることを目的としています。
ピックゴーの貨物保険制度とは?
この貨物保険制度は、以下のような内容で構成されています。
- - 保険種類: L-Pack(物流業者包括賠償責任保険)
- - 保険期間: 1年間
- - 年間掛金: 20,900円(運営費を含む)
- - 補償範囲: 国内のみ
- - 加入者範囲: ピックゴー登録済みの軽貨物ドライバー
- - 取扱代理店: CBcloud株式会社
- - 引受保険会社: 損保ジャパン
この制度は、特に個人事業主であるドライバーの負担を軽減することを重視しています。一般的な貨物保険は、車両の利用台数や収入に応じて保険料が変わることが多く、個人事業主にとっては経済的な負担となることがありました。そのため、CBcloudはピックゴーのスケールメリットを生かし、保険料を一律に設定することで負担を軽減しています。
貨物保険の必要性とその背景
運送業界において、貨物保険は欠かせない保険ですが、ドライバーの約60%が未加入の割合が明らかになっています。その理由は、主に2つあります。一つは保険料が高額であること、もう一つは保険の必要性を感じていないドライバーが一定数存在することです。特に個人事業主の場合、一度の高額な賠償事故で多大な経済的影響を受ける可能性が高く、自衛策としての保険加入が強く求められます。
CBcloudは、そんなドライバーたちに対して、事故事例を用いた説明を行い、保険の重要性を認識してもらえるような工夫も行いました。この取り組みにより、多くのドライバーがあらためて保険の利点を理解し、加入を決めるきっかけとなっています。
荷主のニーズにも応える
物流業界の荷主たちにとっても、配送の品質を担保することは非常に重要です。最近では、荷主側が「貨物保険の加入を条件にする」ことも増えてきています。このようなニーズを受けて、CBcloudは「貨物保険バッジ制度」を開始しました。この制度では、貨物保険に加入しているドライバーにバッジを付与し、荷主が確認できるようにしました。これによって、荷主は安心して荷物を任せることができ、トラブルを最小限に抑えることが期待できます。
ドライバーの意識変化
初期調査によれば、貨物保険に加入したドライバーの88.9%が「非常に満足している」又は「まあまあ満足している」と答えています。特に「保険加入前後で配送業務に向き合う上での心境の変化」においても、63%が「変化があった」と回答しています。多くのドライバーが「保証がつく安心感から、業務に集中できるようになった」と語っていることは、保険制度の重要性を再確認させる結果となっています。
今後の展望
CBcloudは、今後もパートナーと荷主の両方に安心安全なサービスを提供することを目指し、新たなプランや制度の追加を検討しています。ドライバーの意見を大切にしながら、より良いサービスを展開していくことで、物流業界全体の安心を促進していこうとしています。
これからも、CBcloudの取り組みから目が離せません!