佐渡産あごをふんだんに使用した新たなしょうゆ加工品登場！

世界遺産登録を祝した新たな料理の風味、佐渡産あごを使ったしょうゆ加工品

2024年12月2日、山崎醸造株式会社（本社：新潟県小千谷市）が新たなしょうゆ加工品を発売します。今回の製品は、佐渡島特産のあごエキスをふんだんに使用しており、地元の水産加工会社、山津水産株式会社から供給された新しい食材の力で生まれました。

商品開発の背景と意図

この新商品開発の始まりは、地元の名産品であるあごエキスと、佐渡金山の世界遺産登録の期待感が交差する中でスタートしました。地域活性化の一助となる商品を創出したいという思いから、山津水産様の紹介で佐渡産のあごエキスの使用を決めたのです。

開発過程では、たまごかけごはんやそばつゆに調和する美味しさを実感し、これらの用途に特化した提案を行うことにしました。この取り組みにより、使いやすさを重視した3種類の容器での発売が決まりました。

あごの魅力と希少性

あご、つまりトビウオは、佐渡では古くから大切な食材として使用されてきました。特にそのだしは風味豊かで画期的な甘みを持つため、高級料理由来とも言える存在です。しかし、近年は漁獲量が著しく減少し、2023年度はわずか2.8トンという過去最低を記録しました。このため、入手が難しい貴重な原材料として扱われています。

加えて、地元のソウルフードでもある「両蒲」がとび魚のすり身製造を中止したことから、佐渡産のあごを使用した加工品の入手はさらに困難になっています。このような背景から、山崎醸造が提供する新商品は、一層注目を浴びています。

商品の特徴と魅力

今回のしょうゆ加工品には、山崎醸造が取り扱う数十種類のしょうゆの中から、特に相性の良い2種類が厳選されています。あごの独自の旨みと香りがしっかり味わえる仕上がりとなっており、食材との相性も抜群です。

また、このしょうゆは、通常の製品と比べてとろみがあるため、かけしょうゆとして利用した際のなじみが良くなる効果があります。ラインナップは、「あご醤油」、「たまごかけ醤油」、「あごつゆ」の3種類が同時リリースされ、それぞれの利用シーンに合わせたサイズ展開がなされています。