エルソウルラボが4年連続でWBSOの承認を獲得
オランダ・アムステルダムに本社を構えるELSOUL LABO B.V.は、革新的なブロックチェーンおよびオープンソースソフトウェアに関連する技術研究開発の成果が評価され、オランダ政府から「WBSO(Wet Bevordering Speur- en Ontwikkelingswerk)」の承認を2022年から4年連続で獲得しました。この成果により、同社は研究開発コストに対する税制優遇を享受し、軍拡的なソリューションの開発とグローバル事業の拡大がさらに加速することとなります。
WBSOの意義と企業への影響
WBSO制度は、オランダ政府が企業の技術革新や研究開発への投資を支援するために設けられた税制優遇制度です。これにより、高度なR&D(研究開発)を行う企業は、給与税や社会保険料の負担を軽減されるため、より洗練されたイノベーションの推進が期待されます。エルソウルラボは、この承認を受けて、次のような利点を享受しています。
- - 研究開発体制の強化:持続的な投資を通じて、自社のエンジニアリングリソースを強化し、ブロックチェーンやオープンソース領域での開発力を向上させます。
- - イノベーションの加速:先端技術のプロトタイピングや実証実験を通じて、ユニークなソリューションを生み出します。
- - グローバル競争力の向上:オープンソースコミュニティやSolanaエコシステムとの連携を強化し、海外市場への効果的な進出を図ります。
シナジーを生かした事業モデル
エルソウルラボは設立以来、以下の3つの事業領域を中心にビジネスを展開しており、相互のシナジーを活かしながら、技術革新とコミュニティ主導のエコシステムを築き上げています。
1.
Solanaブロックチェーンインフラ事業:
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ERPC(Solana Enhanced RPC):300以上のエッジサーバーを介し、低遅延かつ安定した通信を可能にするRPCサービス。
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Validators Solutions:バリデータの自動運用を実現し、誰もがネットワークの安全性に寄与できるサービスを提供。
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elSOL(Solana Incentivized LST):ステーキング報酬と追加インセンティブを同時に狙えるLiquid Staking Token。
2.
オープンソースソフトウェア開発事業:
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solv:Solanaバリデータ運用ツールとして、ネットワークの分散化とセキュリティを高めています。
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Skeet(Edge-Native Web Framework):バックエンドからフロントエンドまでの一貫開発を可能にし、高速なレスポンスを実現。
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SLV(Solana統合ツールチェーン):バリデータやSolanaアプリの運用を統合した開発環境を構築。
3.
DAO(Decentralized Autonomous Organization)事業:
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Epics DAO:対戦型NFTトレーディングカードゲームとOSS支援を融合させたプロジェクト。
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Validators DAO:Solanaの分散化を促進するコミュニティで、ネットワークの品質向上を図ります。
これらの活動を通じて得られた知見は、自社プロダクトに活かされ、ソフトウェアの品質やユーザー体験の向上に寄与しています。現代のWeb3時代に柔軟で透明性の高い組織運営を実践し、新たなスタンダードを打ち立てることが期待されています。
今後の展望
ELSOUL LABO B.V.は、WBSO承認による研究開発面での優遇を活かし、以下の取り組みを加速する計画です。
- - 先端技術のさらなる深耕:SolanaブロックチェーンやWeb3技術を利用した新しいユースケースの開拓。
- - オープンソースエコシステムへの貢献拡大:主要プロジェクトにおけるコミュニティとの連携を強化し、持続可能なインセンティブモデルの実現。
- - グローバルエッジデータセンターとの連携強化:今後予定されているSolana特化型グローバルエッジデータセンターに最適化された環境の実装。
ELSOUL LABO B.V.は、ブロックチェーン技術とオープンソースソフトウェアの可能性を引き続き最大限に引き出し、Web3時代の新しいインフラスタンダードの構築を目指しています。詳しい情報や最新のアップデートについては、公式ウェブサイトや各プロジェクトのリンクをご覧ください。