新刊『ご自愛薬膳』が更年期の女性をサポート！食べて症状改善へ

新刊『ご自愛薬膳』がもたらす女性の味方

2024年12月25日、株式会社主婦の友社から新たにリリースされる書籍『ご自愛薬膳』が注目を集めています。この本は、本格的な薬膳を通じて、更年期やその他の女性特有の不調を食べ物で軽減する方法を、専門家である田野岡亮太氏の手によって紹介しています。

・著者とその背景

田野岡亮太氏は、再春館製薬所に勤務する国際薬膳調理師であり予防医学指導士でもあります。彼は、九州工業大学大学院を卒業後、2003年に再春館製薬所に入社し、化粧品の開発チームでの経験を経て、現在は食品ブランド「Lashiku」の商品開発に携わっています。彼の経験と知識をもとに、この本では「食べることが健康につながる」という視点から、薬膳を用いた生活改善策を提案しています。

・日本における漢方の現状

現在の日本では、漢方療法は機械的に病状に応じた薬を提供するシステムに依存しているところが多いのですが、中医学においては、各個人の症状に応じたアプローチが重要とされています。本書では、この中医学の観点から、食材を活用した薬膳食の重要性を説いています。

・田野岡メソッドのレシピ

『ご自愛薬膳』の目玉は、田野岡氏が開発した「田野岡メソッド」です。このメソッドには、以下のようなポイントがあります:
1. 腎の衰えは更年期の基本原因
更年期の多くの症状は、腎機能の衰えが元になっているという考え方があり、この本ではその重要性について説明します。

2. 「腎」を元気にするための食事
食材を選ぶことが体調改善につながるという視点から、効果的な食材紹介が行われています。

3. 身近な食材を活用
スーパーで手に入る食材を中心にした薬膳料理の提案があり、普段の食事に取り入れやすいレシピが満載です。

・実用的な内容

書籍は大きく三つのパートに分かれています。まず、パート1では更年期症状の理解を深めるための知識が紹介されており、後のパートではスーパーマーケットで簡単に手に入れることができる「ご自愛食材」のリストや、症状別の薬膳レシピが掲載されています。特に、症状別薬膳レシピとして「豚スペアリブのさっぱり煮」や「クラゲと菊花の和え物」なども紹介され、家庭での実践が容易な内容となっています。