ツルハグループとウエルシアグループの新たな顧客データ基盤
リテールメディア事業を手がける株式会社フェズが、ツルハグループおよびウエルシアグループの顧客データ統合の第一段階を完了したというニュースが舞い込んできました。これにより、両グループは顧客データを活用した1to1マーケティング施策を開始し、より精密な顧客アプローチが可能になります。
TIDE-CDPの概要
「TIDE-CDP」というカスタマーデータプラットフォームは、ツルハHDが推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)及びカスタマーエクスペリエンス(CX)戦略の一環として開発されました。このプラットフォームでは、店舗のID-POSデータ、決済データ、アプリ、LINEやクーポンの反応データなど、様々な情報が一元管理されています。これにより、顧客の購買行動を可視化し、適切なタイミングでの個別マーケティング施策を実施できます。
経営統合に向けた進展
ツルハHDとウエルシアHDは、2025年に経営統合を果たす予定で、これに伴い国内最大のドラッグストアグループが誕生します。現在、全国に約5,700店舗を展開する両グループが、顧客データ基盤を統合することで、グループを横断したデータ分析やマーケティング施策が実現します。顧客基盤を活用したセグメント分析や販促の配信が進むことで、パーソナライズされたコミュニケーションが実現される見込みです。
「ライフストア」の実現に向けて
このデータ基盤の整備により、ツルハHDが掲げる「ライフストア」構想の実現に向けた一歩が踏み出されました。「ライフストア」とは、顧客の生活を支えるインフラとして、アクセシビリティとラインナップの豊富さ、個別のニーズに応じた提案を行うことが特徴です。顧客のライフスタイルに寄り添ったサービスを提供することで、単なる物販の枠を超えた価値を無限に創出可能です。
フェズの役割と今後の展望
フェズは、ツルハグループとウエルシアグループの中期経営計画の達成に向けて、「TIDE」の運用を中心としたDXおよびCX戦略、さらには販促施策を引き続き支援することになります。リテール業界のデジタル化が急速に進む中、同社の取り組みはこれからの業界の行く先を示す指標となることでしょう。
このプロジェクトが進化することで、消費者はより良いサービスを享受できるようになり、企業側も新たな価値を提供できるようになります。今後の展開に期待が高まります。