アネブルが新たな水素エンジン技術を披露する「テクノロジー展」

アネブルが未来の水素エンジン技術を披露

株式会社アネブルは、2025年5月21日から23日の間、横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2025」にて、最新の水素エンジン用噴射技術である「デュアルインジェクションシステム」を初めて実展示します。

この展示会では、アネブルのブーステーマ「エンジンは終わらない！」のもと、エンジン技術の革新について多岐にわたって紹介されます。特に注目されるのが、新技術による筒内混合気の均質化と高出力化を実現する『デュアルインジェクションシステム』です。このシステムは、吸気ポート噴射と筒内噴射を組み合わせたもので、最新の水素エンジン技術の一環として、実機レプリカの展示も予定しています。

また、アネブルは水素エンジンコンソーシアムでも活動しており、株式会社サステナブル・エンジン・リサーチセンター（SERC）と共に新しい燃料の可能性を追求しています。展示会では、試作ハーネスや自動制御対応の電動排圧調整弁、ダンパーテスターなどの技術も実際に見ることができます。

展示内容の概要

アネブルのブースでは、以下の技術が紹介されます：
1. デュアルインジェクションシステム：水素エンジンに適した新しい噴射技術を使い、エンジンの効率性を高める試み。
2. 特殊燃料のエンジンテスティングサービス：多種多様な次世代燃料のテストを通じて、お客様のニーズに対応。
3. 試作ハーネス製作：図面がなくても試作に合わせたハーネスを製作可能。
4. 国内・海外部品調達：必要な部品をスムーズに手配し、分析を通じて開発支援を行います。
5. 市場走行試験のサポート：実際の走行内容に基づいたテストのサポート企画。
6. 試験車両の製作：試作エンジン搭載の試験車両から、必要な治具の製作を行います。
7. モータースポーツへの技術支援：ダンパーテスターを用いた技術の実演も行われ、様々な走行パターンを体験できます。