オルタナティブデータカタログが始動
2024年の幕開けを控え、一般社団法人オルタナティブデータ推進協議会は新たに「JADAAオルタナティブデータカタログ」を発表しました。このカタログは、金融機関やデータプロバイダーの協力を基に、会員企業が保有する様々なデータの概要を収集し、ウェブ上で一元化して提供することを目的としています。データポータルサイト「JPxData Portal」に掲載されるこのカタログは、少しずつ拡充される予定で、実証実験を通じてさらに充実した内容を目指します。
オルタナティブデータとは
オルタナティブデータとは、金融機関や投資家がこれまで利用してきた情報の枠を超えた、あらゆる業界からの多様なデータのことを指します。これらのデータは、資産運用における投資判断に大きな影響を及ぼす可能性があり、新しいビジネスの創出にも寄与することが期待されています。金融市場のダイナミズムを反映した資産運用の手法として、注目されているのです。
協議会の設立目的と加盟状況
オルタナティブデータ推進協議会は、2021年5月に設立され、すでに約123の企業や団体が加盟しています。金融機関では、三菱UFJ信託銀行や三井住友トラスト・アセットマネジメントが積極的に参加しており、データのエコシステムの健全な発展を目指しています。
カタログの内容と利用方法
公開されるカタログでは、データ名や概要、配信方法、フォーマット、更新頻度、データロケーション、ユースケースなど、多様な情報が収められています。具体的には、様々な企業から提供されるデータが掲載され、その中には、aiQやBabel Street Rosette、handsなど名だたる企業が含まれています。これにより、データの利用を検討する企業にとって価値のある情報が手に入ることになるでしょう。
また、カタログは現在β版として位置づけられており、実施期間中に実際の利用者からのフィードバックを積極的に収集して、今後の改善に活かす考えです。利用者は質疑応答のためのアンケートに参加することで、カタログの質を高めるための意見を発信することができます。
今後の展望
オルタナティブデータ推進協議会は、これらのデータを活用して新規ビジネスの創出を支援するとともに、金融市場におけるデータの普及と活用を促進していく方針です。2024年の実証実験を通じて、関係者が抱える様々な課題を明らかにし、その解決を目指した施策を検討・実行していくことが期待されています。
これにより、オルタナティブデータの利用が進むことで、さらなるビジネスチャンスや新しい価値の創出が見込まれています。金融市場での新たなデータ利活用を通じて、より良い経済環境の構築が期待されています。
お問い合わせ先
オルタナティブデータ推進協議会や関連企業に関するお問い合わせは、下記の連絡先から行うことが可能です。
TEL: 03-6718-2785
Mail: info@alternativedata.or.jp
公式サイト
TEL: 03-6718-2785
Mail: JAST-Lab@jast.co.jp
公式サイト
TEL: 03-3666-1361(代表)
Mail: inf_dev@jpx.co.jp
公式サイト
この機会に、オルタナティブデータの利活用に関心のある方々は、ぜひ関係サイトを訪れてみてはいかがでしょうか。