リジェネソーム設立1周年記念イベントの開催
2025年7月31日、東京都港区にあるTAKANAWA GATEWAY Link Scholars' Hubで、リジェネソーム株式会社の設立1周年を祝う「Regenesome 1st Anniversary – 成果報告会&記念パーティー」が盛況に行われました。このイベントでは、1年間の活動を振り返り、今後の挑戦について多くの関係者が集まり意見交換を行いました。
リジェネソームの概要とビジョン
リジェネソームは、再生医療およびヘルスケア技術に基づき、老化に関連する問題に対処することを目指しています。設立からの1年間では、さまざまな研究開発が進行中で、その成果がこの報告会で発表されました。
代表取締役社長の佐久間善太郎氏は、老化防止技術の提供を2024年からのミッションとして掲げ、2030年までにはその技術の実証を目指すと説明しました。さらに、エクソソームを基盤とした事業のポートフォリオを通じて、医療機器やがん治療への展開も計画しています。
研究発表の注目ポイント
1. 年齢予測技術の新手法
岐阜大学の岡田大瑚特任助教が発表したのは、エピジェネティック時計を用いた年齢予測の新技術です。唾液を利用し、高精度の年齢予測を可能にする手法が紹介され、リジェネソームと共同での特許出願も完了したとのこと。
2. 低酸素環境の影響
東北大学の中井琢助教からは、低酸素状態が細胞機能に及ぼす影響についての研究が発表されました。この研究は抗老化効果もあり、様々な応用が期待されています。
3. 認知機能へのアプローチ
日本システム技術株式会社の崔多蔚副主任は、認知症領域でのリアルワールドデータを用いた大規模分析の結果を報告しました。新たな指標の可能性が示唆され、今後の研究に対する期待が高まります。
4. SAISEIサプリメントの紹介
リジェネソームのマーケティングマネージャー相馬美欧氏は、新たに発売された「SAISEIサプリメント」の特徴を紹介しました。このサプリメントは、科学的根拠に基づくエイジングケアを実現する商品として注目を集めています。
5. 最新の研究動向
鈴木健吾CEOからは、ナノ粒子に焦点を当てた老化制御の最新研究が発表されました。特に、酒由来のナノ粒子「SAKESOME」を活用した製品開発が明らかになりました。
記念パーティーでのネットワーキング
成果報告会の後には、参加者同士が交流を深めるための記念パーティーが行われました。研究者や企業関係者が一堂に会し、産学官連携の新たな可能性について意見を交わしました。
今後の展望
リジェネソームは今後、エピジェネティックな年齢予測技術や、発酵・藻類・宇宙科学を融合したエイジングケア製品の開発を進め、老化に関連する課題解決に寄与することを目指します。ナノ粒子技術の医療応用や宇宙でのヘルスケア技術の確立に向けた実証も行う予定です。
会社概要
リジェネソームは、エクソソームを活用した再生医療の新しいソリューションを提供する企業です。ナノ粒子の詳細な解析を通じ、医療技術開発や宇宙医学の新たな解決策を提供することを目指しています。これにより、健康寿命の延伸と人類の宇宙進出に貢献する未来を描いています。詳しくは公式サイトを訪れてください。
リジェネソーム公式サイト
スペースシードホールディングスについて
この日、リジェネソームの設立母体であるスペースシードホールディングスも自身のミッションである「SFをノンフィクションにする」を掲げ、未来の技術開発に貢献するための努力を続けています。社会課題の解決に向けた革新的な事業展開に期待がかかります。
スペースシードホールディングス公式サイト