冷暖房省エネ化の挑戦
2026-02-05 08:22:29

日本材料技研がゼロエミッション推進事業に採択、冷暖房省エネ化を目指す

日本材料技研が貢献するゼロエミッションに向けた新たな挑戦



日本材料技研株式会社は、東京都中小企業振興公社が実施する『令和7年度ゼロエミッション推進に向けた事業転換支援事業』に見事採択されました。これは都内中小企業によるゼロエミッション対応製品の開発や改良を促進し、東京都が掲げる『ゼロエミッション東京』の実現を手助けすることを目的としたものです。

その中で、当社は『冷暖房省エネ化のための可変熱伝導部材の開発』をテーマにしています。この取り組みは、京都大学の寺門信明特定准教授が研究を進めるスピン熱伝導物質LCCO(La5Ca9Cu24O41)の技術開発と事業化を目指しています。

LCCOとは?



LCCOは、スピン波という物理現象を用いて熱を輸送する特別な物質です。従来の熱伝導は、結晶内の格子振動や自由電子の動きに依存していますが、LCCOの場合はスピンという電子の特性を利用しています。この新しい熱伝導メカニズムにより、外部環境に応じて金属のように高い熱伝導状態とガラスのように低い熱伝導状態に動的に切り替わる可能性があります。

実際、現在の工業製品は熱伝導率が固定されていることを前提に設計されているため、放熱と断熱のニーズに応じて材料を選択する必要があります。これには限界がありました。しかし、スピン熱伝導物質の導入により、冷却が必要なときには効率的に熱を放出し、逆に必要ないときには熱の移動を抑えることが可能になります。これにより、過剰な冷却や加熱が避けられ、エネルギー消費を削減することが期待されます。

今後の展望



日本材料技研は、今回の採択を受けて京都大学と連携し、LCCOの工業的な生産技術や熱伝導の可変技術、さらには実装技術などの開発を加速させていきます。この新しい技術が具体化されることで、冷暖房機器や電子機器においてエネルギー消費の削減に寄与し、脱炭素社会の実現にもつながると考えています。

さらに、可変熱伝導部材は、たとえば家電製品や住宅設備など幅広い分野での活用が期待されています。当社の取り組みが促進する技術革新は、今後の工業製品における省エネや環境負荷軽減に大きく寄与することでしょう。

日本材料技研としては、多くの企業と連携しながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けてまいります。今後の進展にご期待ください。

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会社概要


  • - 会社名: 日本材料技研株式会社
  • - 設立: 2015年8月
  • - 資本金: 2億円(資本準備金含む)
  • - 代表者: 代表取締役 浦田興優
  • - 事業内容: 機能材料事業
  • - 企業ホームページ: 日本材料技研


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会社情報

会社名
日本材料技研株式会社
住所
東京都中央区日本橋本町2-3-4江戸ビル6階
電話番号

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