ATOMicaの全国展開を促進する交流イベント
株式会社ATOMica(読み:アトミカ)は、全国展開を進める意欲的な企業と自治体とのマッチングを図るため、交流イベントを東京・有楽町のTokyo Innovation Base(TIB)で開催しました。このイベントには、北海道から九州までの11自治体と、合計36社のスタートアップが参加。自治体によるプロモーションピッチや個別相談会が行われ、視察希望などのマッチングニーズが101件も生まれました。
企業誘致に対するATOMicaの視点
ATOMicaは2022年春から全国26都道府県に事業進出を行ってきました。その際に自治体の支援が大いに役立ったと同時に、地域によってさまざまな課題やニーズがあることを痛感しました。特に企業と地域のニーズの一致が、進出の成功に大きく影響することを感じており、文化や商習慣の違いが時には障害になり得ることにも気づきました。このような課題を解決するには、双方の意見を柔軟に取り入れられるコミュニティマネージャーが必要です。これを踏まえ、今年度から企業誘致事業に本格的に取り組んでいます。
イベントの狙いと参加者
今回のイベントは、短時間で自治体と企業が魅力的な出会いを果たすことを目的としており、交流会形式で行われました。東京というアクセスの良い地点で、全国から11の自治体と36社のスタートアップが集まりました。イベントは2024年12月26日に行われ、自治体からのショートピッチ、個別相談会、交流会の流れで実施。
ショートピッチのハイライト
各自治体からは地域の魅力や課題を4分でまとめて説明するショートピッチが行われ、参加企業はその情報をもとにアンケートを記入しました。マッチングニーズとしては「現地視察を検討したい」などが挙げられ、合計で101件のニーズが生まれました。
自治体の発表内容
- - 小樽市(北海道): 通過型観光の課題を解決したい企業とのマッチングを期待。
- - 富谷市(宮城県): 若い子育て世代が多く、「住みたくなるまち」をアピール。
- - 新潟市: 「新潟駅」のリニューアルに関連し、商業施設などの開発を紹介。
- - 静岡県: 中心という立地の利点を生かし、スタートアップ支援に注力。
- - 広島県(複数の自治体): スタートアップとの連携や地域の課題解決に取り組む意欲を示しました。
個別相談会の良好な結果
個別相談会では、各自治体のブースを訪れた企業が次々に出入りしました。短い時間で多くの企業と自治体が対話を行い、次回の会議設定や視察の約束が成立しました。参加者からは、このようなスピーディーな出会いが高く評価されました。
未来に向けての取り組み
ATOMicaは、2024年度以降も企業誘致事業に精力的に力を入れていく方針です。各地域への事業展開を考える企業様や、誘致に力を入れる自治体様からの問い合わせをお待ちしています。このイベントを通じ、ATOMicaは地域振興と企業支援の新たな形を模索しています。詳しくは
こちらのウェブサイトをご覧ください。
会社概要
株式会社ATOMicaは、ソーシャルコワーキング事業を展開するスタートアップ企業として設立され、全国に拠点を置きながら、さまざまな地域・企業との交流や共創を進めています。今後も多様なニーズに応えた事業を展開し、地域と企業の架け橋となることを目指しています。