SAYEGUSA & EXPERIENCEの受賞
この度、SAYEGUSA & EXPERIENCE(一般社団法人サヱグサ&エクスペリエンス)が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。受賞の理由は、「特別な人」と「特別な場所」との出会いを通じて提供される「真の体験」にあります。このプログラムは、自己肯定感や共感力、洞察力を育む「感性教育」を目的としており、0歳から12歳の子どもたちとその保護者が対象です。さまざまな体験を通じて、子どもたちの世界を広げることに注力しています。
子どもたちに必要な体験
SAYEGUSA & EXPERIENCEは、子どもたちの体験不足を感じ、特に自然や地域社会での交流の機会が減少していることに着目しました。かつて「子は親の背中を見て育つ」と言われてきましたが、現代ではそれだけでは足りません。子どもたちには多様な人や場との出会いが必要です。プログラムのナビゲーターたちは「輝く大人」としてその手本を示し、子どもたちの豊かな好奇心を刺激します。これにより、子どもたちが将来の職業選択や文化理解に活かせる「引き出し」を増やすことが期待されます。
大人と子どもの目線
SAYEGUSA & EXPERIENCEが提供しているのは、学校の教育や一般的な体験教室とは異なり、特別な体験を通じて大人と子どもが相互に学び合う機会です。単なる知識の伝達ではなく、世代間の交流を通じて「真の体験」を循環させることが重要であると考えています。対面での交流が生み出すつながりは、新しい未来の扉を開くキーであると信じているのです。
審査委員からの評価
審査委員の方々は、現代の子どもたちがデジタルデバイスに囲まれて生活している中、自然体験や異世代交流が減少していることを危惧していることに言及しています。彼らは、体験を通じた感性の刺激が文化的な視野を広げることに寄与すると指摘しています。また、150年にわたって子ども服を提供してきた企業が、時代において何が本当に必要か尋ね、物から事へと視座を広げることは、変化に応じた本質的な価値を見出すことにつながると評価されています。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に創設されて以来、日本を代表するデザイン評価の制度です。質の高いデザインを追求しつつ、社会的な課題にデザインが役立つよう尽力しています。受賞はその象徴である「Gマーク」で示され、広く親しまれています。このような評価は、子どもたちの未来を考える上での重要な基準となります。
体験プログラムの紹介
年内に開催予定の体験プログラムも注目です。例えば、2024年11月17日には「お寺で笑おう!」という落語体験が光明寺で行われます。対象は6歳以上とその保護者。落語家の春風亭昇々さんが、子どもたちを笑いの世界に導きます。また、12月22日には「パワーボイス・シンフォニー」という音楽体験があり、シンガーソングライター高橋あず美さんが共演します。参加者は特別価格でのお申し込みが可能です。
未来への取り組み
2024年10月から、SAYEGUSA & EXPERIENCEは株式会社ギンザから運営を引き継いでいます。私たちの最大の目標は、より多くの子どもたちに「真の体験」の機会を提供することです。子どもたちの成長に寄与するプログラムの実施を通じて、持続可能な「感性教育」の環境創造に努めていきます。「SAYEGUSA & EXPERIENCE」という名のもとに、これからも邁進してまいります。