新殺虫成分申請
2025-02-07 13:33:14

BASFが新しい殺虫成分「Prexio® Active」を申請、イネ栽培の未来を切り開く

ドイツに本社を持つ化学企業BASFが、イネ栽培における新たな殺虫成分「Prexio® Active」の登録申請を行いました。この新成分は、ウンカ・ヨコバイ等の害虫に対する高い駆除効果を持ち、アジア太平洋地域の主要市場におけるイネ生産者に向けた製品開発が進んでいます。BASFは、農業の持続可能性に寄与する革新を目指しており、特にイネ生産者のニーズに応える形で製品開発を進めています。

「Prexio® Active」は、特にウンカ・ヨコバイの防除に効果的で、発育ステージを問わず高い効果を発揮します。この新しい成分は、殺虫剤抵抗性が確認されておらず、使用に際して良好な安全性が期待されています。研究によると、この成分を使用することで植物の健康が向上し、収穫量に貢献する可能性があります。

BASFアグロソリューション事業部のバイスプレジデントであるハロルド・バスティアンス氏は、「増大するコメの需要とともに、アジアでの農業生産者は持続可能な解決策を求めています。Prexio®を使うことで、生産者は作物をしっかりと保護でき、環境への影響も配慮した利用が可能です」と述べています。

更に、Prexio®は柔軟性が高く、さまざまな栽培方法にも対応可能です。例えば、従来の粒剤散布だけでなく、葉面散布にも利用でき、幅広い適用時期が設定されているため、生産者自身が最適な時期に施用することができます。これにより、イネ生産者は簡単に殺虫剤を使用しつつ、作業効率を高めることができます。

2025年にはインドのカリフシーズンに初の上市を予定しており、その後日本をはじめとする他のアジアの重要市場にも導入される見込みです。特にPrexio®は他の害虫に対しても効果を示すことが予測されており、日本国内でのイネだけでなく、菊など他の作物への適用も検討されています。

BASFは、持続可能な未来のための研究開発に力を注ぐだけでなく、全ての農業者と共により良い農業の実現を目指しています。イネの栽培は環境負荷もわずかで、効率的に農業を実践するための支持が重要です。この新たな殺虫成分が、その解決策の一つになることを期待しています。

BASFは、112,000人以上の従業員を持ち、さまざまな産業に対し化学ソリューションを提供しています。農業分野でも、サステナビリティを重視した事業を展開し、持続可能な農業の実現に向けた取り組みを強化しています。


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会社情報

会社名
BASFジャパン株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町3-4-4OVOL 日本橋ビル3階
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