長岡市ハッカソン成功
2024-02-22 11:00:02

AIスーパーコンピュータ「継之助」が地方創生を加速!長岡市ハッカソンで未来のAI人材育成

AIスーパーコンピュータ「継之助」が地方創生を加速!長岡市ハッカソンで未来のAI人材育成



2024年、新潟県長岡市で未来のAI人材育成を目的としたハッカソンが開催されました。このハッカソンを特別なものにしたのは、AIスーパーコンピュータ「継之助」の存在です。「継之助」は、AIが「社長業務」を担当する革新的な企業、Free AIによって提供されました。Free AIは、日本の生成AIコミュニティの活性化を目指し、2023年12月に設立されたばかりの企業です。

今回のハッカソンは、長岡市の主要政策である「長岡版イノベーション」の一環として企画されました。産学官連携によるオープンイノベーション事業の一環として、未来を担うAI人材の発掘・育成を目指す取り組みです。

ハッカソンには、市内外から高校生からベテランプログラマーまで、幅広い年齢層の17名が参加。4チームに分かれ、長岡市立図書館の蔵書データと「継之助」を駆使して、AI開発に挑みました。テーマは、ChatGPTが長岡市出土の縄文時代の火焔式土器から導き出した「知能」。参加者たちは、このテーマを基に、各自のアイデアを競い合いました。

審査員には、長岡市の磯田達伸市長と、IT系編集者・コンサルタントの遠藤諭氏(長岡市出身)が就任。厳正な審査の結果、優勝したのは、H3ロケットの開発にも携わった長岡工業高等専門学校の学生を含むチームでした。

優勝チームが開発したのは、「READI(リードアイ)」と名付けられたAIです。このAIは、難解な思想書などのテキストを、子供にも理解しやすい絵本へと変換する機能を備えています。高度な技術と創造性を融合させた革新的な成果と言えるでしょう。

磯田市長は、「長岡の誇りを喚起する素晴らしいハッカソンだった」とコメント。AI分野で長岡市を先進都市へと発展させる強い意欲を示しました。「ミライエ長岡」を地方発の図書館ハッカソンの拠点として発展させたいと、期待を語りました。

Free AIの共同創業者である清水亮氏は、「AIの性能はデータの質と量で決まるが、既存の研究者はデータセット構築の手段を持たないことが多い。図書館の蔵書データで、どんなAIが作れるのか、長岡の若者やAI起業を目指す人たちに体験してほしい」と、ハッカソンの意義を強調しました。

「継之助」は、NVIDIA A100 80GB GPUを8基搭載した、非常に高性能なAIスーパーコンピュータです。12TBのRAID0構成HDDとSSD、さらに8TBのNVMe RAID0を備えています。このハッカソンを通じて、「継之助」の能力を最大限に活用するための勉強会やハッカソンの開催も予定されており、Free AIは、新たなAIスタートアップの育成・投資事業なども視野に入れた事業展開を計画しています。

このハッカソンは、地方都市におけるAI人材育成と、AI技術を活用した地域活性化の大きな一歩となりました。Free AIによる「継之助」の提供は、地方創生におけるAIの可能性を示す、重要な事例と言えるでしょう。 今後、地方都市におけるAI活用が加速していくことが期待されます。

会社情報

会社名
Free AI株式会社
住所
東京都港区六本木2-2-6-6F
電話番号

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