ベネッセ調査結果
2024-11-28 17:20:37

ミドル・シニア層の学びに関するベネッセの調査結果を総括

株式会社ベネッセコーポレーションは、岡山県岡山市に本社を構え、教育事業を通じて多くの人々に学びの機会を提供しています。最近、ミドル・シニア層の学びやキャリア意識を探る目的で、「ミドル・シニア層の学びに関するインサイト調査」を実施しました。この調査は、2025年の団塊世代が75歳を迎えるのを前に、労働力人口の確保や高齢者雇用の現状に注目し、主に45歳から69歳までの人々を対象に行われました。

調査の背景と目的


近年、特に2025年問題が懸念されています。これは、団塊世代が高齢者となり、労働市場への影響が予想されるためです。また、高年齢者雇用安定法の改正により、70歳までの雇用確保が求められる中、ミドル・シニア層がリスキリングを行い、自らの経歴を再構築することがより重要になっています。調査からは、40代から50代のミドル層と20代から30代の若年層の間で意識に大きな差があることが浮き彫りとなりました。

調査結果の概要


調査結果によると、ミドル・シニア層の約80%以上が自らのキャリアやライフプランを見直すことに踏み切れていないことが明らかになりました。彼らは「このままで大丈夫だろうか」と考えている層、または考えこみながらも行動に移せていない層に分かれています。このような現状に、特にミドル層は人生における基盤を確保したい一方で、シニア層は自らの人生を主導していきたいという意識の違いが見受けられました。

また、ミドル・シニア層が求める学びは、職業や環境適応のためのスキルよりも、社会や人々との繋がりを深める「自分らしい学び」を重視する傾向にあります。特に女性の方が学びに対して高い意欲を持ち、役職が高いほど学びに対する魅力を感じることも分かりました。

定年後のライフプランと学びのスタンス


定年後の働き方については、働くことに積極的な人々(再雇用者や独立志向者)と、趣味や個人のライフスタイルに重視する層(セミリタイヤ者や完全リタイヤ者)が存在し、それぞれが異なる学びの方法を求めています。このように、ミドル・シニア層特有の多様なニーズや意欲に応じた学びの提供がポイントとなります。

調査を行った背景にある想い


この調査を通じて分かったのは、ミドル・シニア層の約8割がライフプランや働き方の見直しを行っていないという現実です。その一方で、自分自身にとって意味のある学びを望んでいることも再確認できました。学びとは、単に資格取得や業務に関連する内容に限らず、自分の好きな分野に挑戦することも含まれます。これを実現するために、ベネッセはオンライン学習プラットフォーム「Udemy」を活用し、多様な学びの機会を提供し続けています。

まとめ


今回の調査結果から、ミドル・シニア層への新しい学びの提供の必要性が浮き彫りになりました。個人の経験や希望に基づいた学びの選択肢を増やすことは、彼らがさらに活躍できる環境を整える上で不可欠です。今後も、ベネッセは社会人教育の促進を通じて、すべての人々がその可能性を最大限に引き出せるよう努めていきます。


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会社情報

会社名
株式会社ベネッセホールディングス
住所
岡山県岡山市北区南方3-7-17
電話番号
086-225-1165

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