チノリモの養殖成功
2025-06-10 15:53:42

アルヌールが実現したチノリモ養殖の革新技術!持続可能な未来へ

アルヌールが開発したチノリモの室内培養技術



近年、環境や健康への関心が高まる中で、微細藻類の持つポテンシャルが再評価されています。その中でも、株式会社アルヌール(東京都渋谷区)は特に注目されています。アルヌールの研究チームが、東京都内のR&Dセンターにおいてビニールバッグを用いたチノリモ(ポルフィリディウム Porphyridium purpureum)の室内培養に成功しました。この成果は、従来の培養方法を一新するものと期待されています。

この技術は、アルヌールが開発した培養装置を使用し、前回の報告から第4回目となる成果を上げたものです。特に、チノリモの特性を最大限に引き出す技術により、安定した高濃度の培養が実現しました。チノリモは海産の単細胞紅藻で、人工海水を活用するとともに、微量な種株からも容易に高濃度培養が可能です。実際の培養過程では、赤い細胞が増殖し、窒素欠乏状態になると培養液の中に多糖類を分泌します。この多糖類は、時間の経過とともに培養液に粘度を与え、さらなる成果を期待させます。

このように生成される多糖類には、医薬や化粧品への応用が見込まれています。特に硫酸化された多糖類は、その特性から多くの利用可能性があることが示唆されており、今後の生産技術の確立に向けた重要な一歩と言えます。

社会に向けた持続可能な技術の提供



アルヌールはさらに、他の微細藻類の培養にも挑戦しています。これにより、同社の培養装置が多様な藻類培養に対応できることを証明していく予定です。微細藻類のポテンシャルは現在でも未開発な領域が多く残されており、特にCO2の固定や削減、新しい原料や飼料の開発、バイオ医療の研究、さらにはバイオ燃料の利用など、新たな産業の創出が期待されています。アルヌールでは、その実現に向けた研究を進め、地方自治体や企業、大学等に技術を提供し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

培養技術や抽出精製技術に関しても、アルヌールは経験豊富な研究員が先進的な技術を駆使し、日常の研究開発を行っています。具体的には、微細藻類の屋内培養や、その条件検討、培養装置の導入支援、さらにはバイオリアクターの販売など、幅広い技術提供を行っています。

まとめ



アルヌールのチノリモ室内培養技術は、環境問題や健康問題を背景にした新たなビジネスチャンスの創出に繋がることでしょう。将来の持続可能な社会をデザインするために、今後も同社の活動から目が離せません。この機会にアルヌールの最新の技術に興味を持った方々は、ぜひ公式サイトを訪れ、さらなる情報を確認してください。


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会社情報

会社名
パス株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前6-17-11JPR原宿ビル
電話番号
03-6823-6664

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