イタリアンブランド「CASA CUOMO」が世界を席巻
料理人サルバトーレ・クオモが立ち上げたイタリアンブランド「CASA CUOMO RISTORANTE・JAKARTA」が、国際的なレストラン評価ガイド「50 Top Italy 2026」で世界20位に選出されました。これは「CASA CUOMO」が3年連続で達成した驚くべき成果です。
「50 Top Italy」とは
「50 Top Italy」は、イタリアンレストランの品質を総合的に評価する権威あるガイドであり、料理の質だけでなく、運営やコンセプト、時代性にも目を向けた評価が行われています。このランキングでは、イタリア国外にある全てのイタリアンレストランが対象となっています。そのため、選出された「CASA CUOMO」は、世界中のレストランの中でトップクラスのレベルを証明したことになります。
インドネシア・ジャカルタにおける取り組み
今年のランキングにおいて、高く評価されたのはインドネシア・ジャカルタに位置する「CASA CUOMO」です。この店舗では、イタリア料理の伝統を重んじつつ、日本の食文化や美的感覚を融合させた新たな食体験を提供しています。食材の選定からサービスの提供に至るまで、インドネシアならではのアプローチが功を奏しました。
CASA CUOMOのコンセプト
「CASA CUOMO」では、「自宅で料理を振る舞う」という基本的な考え方を大事にしています。このブランドは、イタリアの家庭料理が持つ誠実で豊かな味わいをベースに、選び抜かれた食材と徹底した調理技術を用いています。日本市場でも、主に冷凍ピザを含む高品質な冷凍製品を展開しており、食材の違いを感じられる商品を提供しています。
料理人サルバトーレ・クオモの功績
サルバトーレ・クオモは、料理界での豊富な経験を持つ実力派のシェフです。ナポリを故郷とし、14歳で料理の道に入りました。1980年代初頭に東京で自身のレストランを開業し、広く認知されたのは「料理の鉄人」への出演からです。彼は日本だけでなく、アジア各国でのレストラン運営でも成功し、250以上の店舗を手がけてきました。
また、2009年にはナポリピッツァ協会からマエストロに認定され、イタリアの食文化を広めるための活動も行っています。近年は、フードロス削減や地域活性化のために、規格外の果物を使用したジェラートの開発などにも注力しています。
未来に向けて
「CASA CUOMO」は今後も、そのクオリティを保ちながら、さらなる展開を模索していくでしょう。国内では、大阪・関西万博への参加や、オンラインでの製品販売、自動販売機でのピザ販売など、新しい試みに挑戦しています。食を通じて文化やコミュニティとつながる役割を果たしながら、グローバルなシーンでさらにその名を高めていくことが期待されます。