インフォマートがQuollioのデータインテリジェンスプラットフォームを導入
株式会社Quollio Technologies(所在地:東京都港区)は、インフォマートが同社のデータインテリジェンスプラットフォームである「Quollio Data Intelligence Cloud(QDIC)」を導入し、データ活用促進に乗り出すことを発表しました。この取り組みは、流通業界を代表するインフォマートがその蓄積した取引データをより効果的に扱うための一歩といえます。
導入の背景
インフォマートは長年にわたり、多くの取引データを蓄積し、それを基に新たなビジネスチャンスを創造するフェーズに入っています。近年のAI技術の急速な発展を受け、同社は「データの高度な利活用」を新たな事業戦略として掲げ、AIを用いた自動発注システムや異常値検知、自然言語処理によるデータ照会など、高度なサービス実現に向けた計画を進めています。
課題の発見
インフォマートは業務上の様々な目的で複数のクラウドツールを使用していたため、データが分散しており、統一的な管理がされていませんでした。この結果、データを活用する際には情報の意味やルールが不明確で、利用者は目的のデータにたどり着くまでに多くの時間を要していました。
さらに、AI活用においてもメタデータが整備されていないため、AIがデータの文脈を正確に理解できず、求める精度が得られない状況に直面していました。
QDIC導入後の進展
QDICの導入後、インフォマートはデータガバナンスプロジェクトを進行中です。データウェアハウスとの接続を確立し、定期的にデータを抽出して不足している定義を可視化する取り組みを開始。特に、売上計算ルールなどのビジネスルールをQDIC上で管理する方針を進めています。現在、約8名のメンバーがこのプロジェクトに参画しており、将来的には開発部門を含め、全社的にデータを活用できる体制を目指しています。
QDIC選定の理由
インフォマートは、メタデータ管理ツール選定において、機能やコストパフォーマンスの面で複数社を比較。その結果、QDICが選ばれた理由は以下の3点です。
1.
開発者のワークフローに合ったデザイン: エンジニアがテーブル定義の段階でメタデータを付与できるなど、開発現場での使いやすさが考慮されている。
2.
コストパフォーマンスと迅速な支援: データ専門家がサポートを行い、素早いレスポンスで疑問を解決する体制が魅力的であった。
3.
コンプライアンス強化への対応: 部門間でのコンプライアンス意識の違いを埋め、適切な利用が可能となる点が評価されました。
今後の展開
インフォマートはメタデータ管理とビジネスルールの統一をしっかり行い、AIに一定の作業を担わせ、人間がさらなる環境整備に集中する体制を確立することを目指しています。最終的には、全社的にデータドリブンな意思決定を行う体制の構築を見据えており、データの価値を最大限に引き出す方向で取り組んでいます。
株式会社インフォマートのコメント
「データを集約するフェーズは完了しましたが、AIが本来の力を発揮するには、データの分類・ラベル付けが重要だと痛感しています。Quollioは我々のニーズをしっかり理解し、一緒に機能を開発して行く姿勢が心強いです。最終的にはデータドリブンな意思決定ができる体制を作りたいと考えています」と、インフォマートの関塚陽平部長は話しています。
企業情報
株式会社インフォマート
- - 設立: 1998年2月13日
- - 所在地: 東京都港区海岸1-2-3
- - 事業内容: BtoBプラットフォームの運営
株式会社Quollio Technologies
- - 設立: 無し
- - 所在地: 東京都港区芝大門2-1-16
- - 事業内容: データインテリジェンスプラットフォームの提供
このように、インフォマートはQuollioと共にデータに基づく新たなビジネス価値を生み出す取り組みを進めており、今後の展開に期待が寄せられています。