病気療養を続ける子どもたちにとって、安心できる場所が必要です。『認定NPO法人ポケットサポート』は、そんな子どもたちの交流の場を整備するためのクラウドファンディングを開始しました。これにより、病気を抱える子どもたちが「ひとりではない」と感じられる拠点を作りたいと考えています。
ポケットサポートは、2015年に設立された団体で、小児がんや心臓病といった病気を抱える子どもたちへの支援を行っています。近年は、全国各地から相談が寄せられ、支援を求める声が増加しています。そのため、さらに充実した相談支援体制とともに、交流ができる場の必要性が高まっています。
このプロジェクトでは、交流拠点の改装を計画しており、車椅子でも利用できるようにフラットな玄関を作ることを始め、温かい木目調の空間を設けることで、学びや相談がしやすい環境を目指しています。特に、子どもたちが安心して遊んだり勉強したりできる工夫が凝らされています。空間のデザインは子どもを元気にする青空雲のクロスが使用され、明るい雰囲気づくりに貢献します。
さらに、個別相談ができる相談室や事務室が設置され、支援スタッフとのコミュニケーションをスムーズに行える設計となっています。トイレも広く改装され、バリアフリーの工夫がされているほか、ミニキッチンも設置される予定です。
クラウドファンディングの目標金額は120万円で、寄付方法としてはクレジットカードや銀行振込が指定されています。期限は2024年9月30日までで、寄付した金額は全額がポケットサポートに届く仕組みです。
この活動は、子どもたちが入院中でもオンラインで友達と繋がれるようにWi-Fi環境を整えることや、全国から寄せられる相談に対応する体制の充実を図ることも目的としています。
ポケットサポートは、岡山県内を中心に支援を行っていますが、その活動範囲は広がり続けており、全国の子どもたちに希望を届けようと努力しています。一人ひとりのランダムな支援が集まれば、彼らの未来を明るく照らすことができるのです。皆様の温かいサポートをお待ちしております。
寄付の使い道や改装の詳細については、ポケットサポートの公式サイトにも明記されており、透明性の高い運営が行われています。入院中の子どもたちが、心理的にも支えられる環境が整うことを願っています。