KAYAKが日本進出
2017-07-12 08:00:05
KAYAKが日本市場に本格参入!旅行検索エンジンの進化と新戦略
KAYAKが日本市場に本格参入
旅行検索エンジンKAYAK(カヤック)は最近、日本市場への本格的な参入を発表しました。この発表では、同社のシニアバイスプレジデントであるデビー・スーが、日本市場における戦略や初めて公開される日本の旅行者に関するデータ、トレンドについて詳しく説明しています。
KAYAKの強み
KAYAKは、2004年に米国で設立され、旅行サイトを一括検索できるサービスを提供しています。世界40の国と地域、20の言語に対応し、毎年約15億回の旅行関連情報の検索を行っており、そのアプリは6,000万回以上のダウンロードを記録しています。これらの特徴が、KAYAKを視覚的にも機能的にも魅力的な選択肢としているのです。
日本市場への期待
デビー・スーは、日本のアウトバウンド市場が2016年から再び増加傾向にあることに期待をし、今こそKAYAKのプロモーションを本格的に進めるべきだと考えたようです。今後は日本市場に特化したマーケティング予算の増加や、日本担当者の設置などを予定しています。現地プロバイダーとの関係構築も進めていくとのことです。
日本市場への参入に当たって、スーは「一部の日本人がオンライン予約に抵抗を持っていることを理解しており、KAYAKを利用することでよりスムーズに旅行を検索・比較できるサービスの利用を促進したい」と述べました。
KAYAKの差別化要因
KAYAKは、フライトやホテル、レンタカーの検索機能だけでなく、旅行体験全体を向上させるためのさまざまなツールを提供します。たとえば、翌7日間のフライト価格の変動を予測する「Price Forecast」や、すべての予約を一元管理し変更があった場合はアラートを送る「TRIPS」などがあります。これらの機能により利用者は、よりシンプルに旅行計画を立てられます。
スーは、「KAYAKでは、旅行に関する情報とツールを一つのウェブサイトとアプリで提供することで、利用者にシームレスで統一された体験を提供します。これこそが他の旅行検索サービスとの大きな違いです」と説明しました。
日本人旅行者のトレンド
KAYAKは、2017年度に日本人に人気の旅行先についてデータを初めて公開。1位はソウルで、10位中6位がアジアの都市で占められていることが確認されました。また、日本人旅行者のアジア地域への平均滞在期間は3日間に対し、アジア以外への旅行は7日間であることもわかりました。これは日本から近隣諸国への短い旅行が主流であることを示しています。
まとめ
KAYAKの日本市場への本格参入は、旅行業界に新たな風を吹き込む予感がします。従来の旅行予約時の抵抗感を取り除き、より効率的な旅行計画をサポートすることで、多くの日本人旅行者にとって魅力的な選択肢となることでしょう。今後の展開にも期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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KAYAK Software Corporation
- 住所
- CT, USA7 Market Street Stamford
- 電話番号
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