神田外語大学と老舗米菓子店の新たな挑戦
千葉市にある神田外語大学の外国語学部で、国際コミュニケーション学科に在籍する学生たちが、老舗米菓子店「東あられ本鋪」との共同プロジェクトに参加しています。このコラボレーションから生まれた新商品の名は「Petit Voyage(プティ・ヴォヤージュ)」。
世界を味わうお煎餅
「Petit Voyage」は、「世界を感じる、旅するお煎餅」というコンセプトのもと、日本の伝統的なお煎餅に多様な国のフレーバーを融合させています。第一弾として、昨年10月に、「メープル醤油」と「パエリア風」という2つのフレーバーが市場に登場し、高い評価を得ました。
そして、待望の第二弾が発表され、「ハリッサおかき」と「杏仁豆腐あられ」の2種類が加わります。これらの製品は、2025年3月末からザ・ガーデン自由が丘で販売される予定で、テイストの多様性が期待されます。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、2019年に始まりましたが、コロナウイルスの影響で一時中断していました。2024年5月、プロジェクトが再スタートし、学生たちは東あられの小林社長とともにフレーバーやパッケージのデザインに関する多くの打ち合わせを重ねました。学生たちは、日本の伝統文化を尊重しつつ、国際的な視点から新たな製品を企画することに全力を尽くしています。
学生たちの情熱
ゼミの学生代表である関口小百合さんは、「日本にいながらも海外旅行をした気分を味わってほしい」という想いでこのプロジェクトに取り組んでいると語ります。また、彼女たちは、新しいフレーバーを開発することに喜びを感じており、東あられと協力しながら楽しい経験を積んでいることを強調しました。
老舗の技と新たな挑戦
「東あられ本鋪」は、創業から115年にわたり、日本の米菓子を製造してきた伝統的な会社です。近年では、多様なフレーバーの開発に挑戦し続けています。その中で、国際的な視点を持つ神田外語大学とのコラボレーションは、新たな試みとして注目を集めています。社長の小林宏太郎氏は、異文化の融合により、今まで見たことのないお煎餅を提供できることに胸を躍らせています。
結び
「Petit Voyage」シリーズは、食を通じて文化を楽しむことを提案する素晴らしいプロジェクトです。異なる国のテイストを一度に感じられるお煎餅は、まさに「旅する」ような体験を提供してくれることでしょう。2025年以降、この新しい商品がどのように展開されていくのか、非常に楽しみです。