障害者グループホーム開設ガイドブック第4版が登場
公益社団法人東京共同住宅協会が、障害者グループホームの開設に向けた新しいガイドブック第4版を刊行しました。本書では、障害者グループホームの現状や開設のための具体的な手順、さらには福祉系建物の不動産活用まで多岐にわたるテーマを扱っています。
ガイドブックの構成
このガイドブックは、以下の2編から構成されており、特に障害者グループホームに関わる方々にとって非常に役立つ内容が盛り込まれています。
第1編:障害者グループホームに関係する皆様へ
1. 障害者等の全体的状況
2. 障害者グループホームの歩みと現状
3. 障害者グループホームの開設方法
4. 物件取得方法と開設事例
5. 課題と関係者の声
この部分では、グループホームの意義や制度の変遷について述べられているほか、開設に際して考慮すべきポイントが掘り下げられています。
第2編:福祉系建物での不動産活用
1. 相続税課税の現状と対策
2. 予測される賃貸需要
3. 事業計画の検討事例(東京都A市での相談)
こちらでは、福祉系建物を利用した不動産業界の動きや具体的な市場調査の結果について言及されています。福祉と経済活動を結びつける視点を提供する内容です。
発行の背景
このガイドブックは、2011年に発刊された第1版以降、多くの法改正や制度変更を受け、改訂が繰り返されてきました。最近では、「東京都障害者・障害児施策推進計画(令和3年度~令和5年度)」に即したものとするために、第4版が策定されました。
本書の特長
本書の特長として、以下の点が挙げられます。
- - 東京都の最新施策に対応した内容
- - 整備費補助や指定申請の手続きの変更点を明確に説明
- - 障害者グループホームに適した不動産の具体例を示す平面図付き
- - 初めて開設を目指す方にも優しい解説
- - 身体障害、知的障害、精神障害を一括して扱った入門的内容
これにより、初心者でもスムーズに理解し、実践できるよう配慮されています。
価格と発行情報
- - 発行日: 2021年12月15日
- - 体裁: A4サイズ、全102ページ
- - 価格: 500円(送料別)
結論
東京共同住宅協会の発行するこのガイドブックは、福祉の現場で活動する多くの方にとって貴重な資源です。制度についての理解を深め、実際のグループホーム開設に向けた一助となることが期待されます。利用者のニーズに合った施策が着実に実行され、より良い福祉社会の実現に向けて、このガイドブックが重要な役割を果たすことでしょう。
お問い合わせ
本書のお申し込みや詳細に関しては、公益社団法人東京共同住宅協会の公式サイトをご覧ください。また、電話やメールでのお問い合わせも受け付けています。