HRMOS経費が設立した「経費MIRAI協議会」
株式会社ビズリーチが運営するHRMOS経費は、経費精算を効率化するために、コンカー、マネーフォワード、ラクスとの共同で「経費MIRAI協議会」を立ち上げました。この任意団体は、企業が抱える経費精算業務における実務的課題を共有し、業務の効率化や制度対応の改善を目指しています。
設立の背景や目的
近年、インボイス制度をはじめとした法改正や働き方の多様化、そして人材不足などの影響で多くの企業が経費精算のプロセスに悩まされています。このような環境においては単なるデジタル化だけでは不十分であり、根本的な改革が不可欠とされています。企業の日常業務に密接に関わるこの領域では、利便性や生産性を損なうリスクも伴います。しばしば「制度と実務のギャップ」に直面する企業が多く、これを解消するために協力していくことが求められています。
そこで、経費MIRAI協議会の設立が決定されました。企業経費に関するクラウドサービスを提供する同じ志を持つ4社が参加し、協議会を通じて実態調査や専門家との対話、政策提言などを行い、制度と実務の橋渡しを図ることを目指しています。これにより、あらゆる企業のDX推進や競争力向上に寄与し、社会全体の生産性向上に貢献していく方針です。
組織の基本情報
「経費MIRAI協議会」の名称は、以下の5つのキーワードから構成されています:
- - Modernization(制度の近代化)
- - Innovation(革新)
- - Reformation(改革)
- - Agility(柔軟な対応力)
- - Improvement(継続的な改善)
この組織の代表理事は、株式会社コンカーの社長である橋本祥生氏が務めます。参加企業は4社で、今後は一緒に意見交換を行いながら経費精算業務の改革を進めていく予定です。
各参加企業の期待や経緯
参加企業の代表者からもコメントが寄せられました。コンカーの橋本氏は、経費精算が日常業務であるにもかかわらず、法制度に大きく影響される重要な分野であることを強調し、現場の声を基にした提言を通じて競争力の向上に貢献したいと述べています。
また、ビズリーチの小出氏は、経費精算における業務効率化とデータ活用の重要性を訴え、企業における働き方の変革を支援する姿勢を示しました。マネーフォワードの瀧氏は、法人向け事業のMissionである「ビジネスを前へ。働く人をもっと前へ。」を掲げ、経費精算の効率化に向けたサービスを提供しています。ラクスの吉岡氏は、バックオフィスの現場に根ざした課題解決に取り組む重要性を語り、実務に即した提言を参加企業と共に進めていきたいと述べました。
今後の展望
経費MIRAI協議会は、今後、関係省庁や業界団体との対話を重ね、経費精算業務の現場での実態を反映した提言や制度改善を進めていく方針です。この活動を通して、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、業務の生産性向上や人材不足解消のための取り組みが進むことでしょう。これからの経費精算の未来を切り開く「経費MIRAI協議会」の活動から目が離せません。