高血圧フォーラム2025が広島で開催
2025年5月17日(土)から18日(日)にかけて、広島国際会議場で高血圧フォーラム2025が開催されます。このイベントは日本高血圧学会が主催し、高血圧に関連する知見や臨床研究の結果を広めることを目的としています。
今年のテーマは「高血圧予防と診療のNew Horizon―高血圧学に基づいた技術革新と医療の融合―」で、専門家たちが集まり、高血圧やその関連循環器疾患に関する活発な情報交換が行われます。オムロン ヘルスケア株式会社も協賛し、最新の医療機器が展示されます。
オムロンの展示内容
今回のフォーラムでオムロンが展示する主な製品には、心電計付きの上腕式血圧計、携帯型心電計、夜間血圧測定が可能な血圧計などがあります。具体的な製品名とその特長を以下にご紹介します。
1. 心電計付き上腕式血圧計 HCR-7800T
この製品は血圧測定だけでなく、心電図も同時に記録できるという特長があります。スマートフォンアプリ「OMRON connect」を使って、心電図波形を解析し、心房細動の可能性を含む6パターンの解析結果をボタン一つで得ることができます。また、記録結果は保存可能で、PDFとして出力することもできます。
2. 携帯型心電計 HCG-8060T
軽量コンパクトなこの機器は、外出先でも手軽に心電図を記録できる便利なアイテムです。1誘導と6誘導の心電図を記録し、結果を「OMRON connect」アプリで解析可能です。
3. 夜間血圧測定ができる血圧計 HEM-9700T
夜間の血圧測定が可能で、就寝中に自動で測定を行うことができます。測定データはアプリに転送され、健康管理に役立ちます。
4. 活動量計 Active style Pro HJA-750C
この活動量計は、独自のアルゴリズムで歩行と生活活動を識別し、運動強度をMETsで算出します。健康維持や体力づくりに役立つデバイスとなっています。
5. ナトカリ計 HEU-001F Na+K+scan
尿中のナトリウムとカリウムの比率を測定するこの機器は、高血圧の予防や治療における減塩・カリウム摂取のモチベーションを高めるために役立ちます。
高血圧リスクと重要性
高血圧は自覚症状がほとんどないため、早期発見や治療が難しい病気です。心臓や血管に過度な負担をかけるため、脳卒中や心筋梗塞、心不全といった脅威を引き起こす可能性があります。したがって、定期的な血圧測定と健康診断は不可欠です。家庭で血圧を測定し、日々の傾向を把握することが重要です。
オムロンの循環器事業ビジョン
オムロンは「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」を掲げ、医療従事者や研究者とともに、家庭での血圧測定と心電図記録の普及を進めています。今後もグローバルに学会活動を展開し、信頼されるデバイスとサービスを提供することで、脳卒中や心不全の発症を防ぐ取り組みを継続していきます。
高血圧フォーラム2025は、専門家の知見を共有し、最新の技術を学ぶ貴重な機会です。健康を守るための新しい道を切り開くこのイベントに、ぜひご注目ください。今後の検診や治療法の発展に期待がかかります。