草加市職員が地方公務員アワード2024で3冠達成!その裏にある熱意とは
この度、株式会社ホルグ主催の『地方公務員アワード2024』において、草加市職員の安高昌輝さんが「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員賞」「ジチタイワークス賞」「スパイラル賞」という三つの名誉を獲得しました。この受賞は、全国280万人の地方公務員の中から選ばれたわずか11人の中に、関東で唯一の受賞者として草加市が名を連ねるという快挙です。
受賞の背景と安高さんの活動
安高さんは、中学時代より草加市の子ども会育成者連絡協議会に関わり、地域貢献を志してきました。18歳の時には、かつての草加市子ども会を復活させるため、自ら新たな組織を立ち上げ、初代会長に就任。市内の子どもたち全員が参加できる仕組みを整えました。この活動が、彼の公務員としての道を開く契機となりました。
市役所への就職を決意した理由は、一つには、内部から行政を変えていきたいという強い思いがあったからです。安高さんは2011年に草加市役所に入庁し、早くからさまざまな改革に着手。特に、2013年の市民税課での新しい調査手法の導入により、毎年5000万円以上の税収増を成功させました。この結果は、地域経済に大きな恩恵をもたらしました。
リノベーション政策と広報の刷新
次に、2017年からの産業振興課での活動では、9つのリノベーションプロジェクトを立ち上げ、全国的に注目される成功事例を多数創出しました。これにより、草加市はリノベーションの先進的な自治体として位置づけられ、さまざまな地方自治体が視察に訪れるようになりました。公務員としての手腕が大いに発揮された瞬間です。
さらに最近では、2023年に広報室へ配属され、広報紙を一新するプロジェクトを立ち上げました。課題として掴んだ「読まれない広報」を、地域のニーズに応じたデザインやコンテンツへと変革させるべく、短期間で実質的な成果を上げました。これは草加市にとって、情報発信力を飛躍的に向上させる成果となりました。
地域活性化と次代の育成
彼の活動は公務員の枠を超え、地域全体の活性化に寄与しています。公務員アワードの表彰式では、安高さん自身が公務員志望の若者たちに向けて、自らの経験を伝え、公務員の魅力を発信することの重要性を訴えました。公務員は、市民の生活を支える重要な職業であり、その可能性に目を向けてもらいたいとの強い願いが感じられます。
安高昌輝さんの取り組みは、今後の草加市や日本の地方行政にとって、希望となるでしょう。彼のような情熱ある公務員が、多くの地域で必要とされています。これからも彼の活動に期待し、草加市の未来がより良いものになることを願っています。