心温まる手作り商品を通じて地域を支える
最近、石川県金沢市にある「いしかわ百万石物語・江戸本店」が、障がい者就労支援事業所「リハス」の商品を販売することが決定しました。この支援事業所では、精神障がい、身体障がい、発達障がい、知的障がいを持つ約30名の障がい者たちがさまざまな作業に携わっています。
商品の紹介
今回販売されるのは、石川県の木材「能登ヒバ」を使用した「金沢葉書」と「金沢しおり」です。これらの手作り商品は、観光に訪れる方々に心温まる思い出を提供することを目的としています。デザインには石川の美しさが表現されていて、風味豊かな能登ヒバの香りが漂い、手に取った瞬間から利用者に感動を与えます。
制作過程
商品の制作プロセスは、ほんのわずか0.25mmの木を2枚重ねて木製の用紙を作り出す難しい作業から始まります。絵を描くのが得意な方、PCを使ったデザインが得意な方など、障がい者一人ひとりの特性を生かして手作業で仕上げる特徴があります。その結果、全ての製品には制作に関わった方々の想いや努力が詰まっています。
現在、販売は県内の観光地など15店舗で行われており、10月3日からは東京・銀座にある「いしかわ百万石物語・江戸本店」でも取り扱いが始まります。具体的には、金沢葉書が5種で1枚450円(税別)、金沢しおりが5種で1枚250円(税別)で提供される予定です。
地域づくりの理念
この活動の背後には、「障がいがあっても稼ぐ」という理念があります。福祉が地域から支えられるのではなく、逆に福祉が地域を支える存在になることを目指しています。障がい者、高齢者、子供など、全ての人々が互いに支えあい、共存できる町づくりを進めていくことが重要です。
福祉施設が地域の中で必要な存在になれるよう努力し、小さな幸せを多くの方に届けられることを願っています。
今後の展開
「いしかわ百万石物語・江戸本店」での今回の販売は、福祉事業所として大きな一歩と言えるでしょう。今後もこのような取り組みを通じて、障がい者の方々の能力を発掘し、それを生かした商品づくりを進めて行きます。
もうすぐ始まる東京での販売に期待が高まります。ぜひ、金沢の香りや温もりを感じる手作り商品を手に取ってみてください。私たちと一緒に、地域を支える取り組みに参加してみませんか?
お問い合わせ
商品や活動に興味のある方は、リハスの担当責任者である藤島健一までお問い合わせください。電話番号は076-254-6497、携帯電話は070-5633-6133です。
詳しくは
こちらをご覧ください。