株式会社マネーフォワード、BYARDを導入
株式会社マネーフォワードが、業務の効率化を目的に「BYARD」を導入することを発表しました。都内に本社を構える同社は、クラウド型の家計管理や経費精算といった様々な金融サービスを提供しており、特にBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業部では、経理や人事労務などのバックオフィス業務の自動化を図っています。
業務課題と「BYARD」導入の背景
マネーフォワードは、企業向けに債務や経費の承認代行サービスを提供する際、各企業ごとに異なる業務プロセスや、担当による対応のばらつきが課題となっていました。これにより業務の可視化が進まなかったり、業務フローに統一性が欠けたりしていたのです。こうした状況を改善すべく、業務プロセスを一元化できる「BYARD」の導入に踏み切りました。
BYARDの特徴
「BYARD」は、必要な業務プロセスを設計し、運用に必要な情報やコミュニケーションを集約できるマネジメントサービスです。特に利点とされるのが、業務フローやマニュアルを一元的に管理し、同時に更新できる点です。これにより、チーム全体が最新の業務フローを共有することができ、業務の引き継ぎもスムーズに行えます。
また、BYARDを活用することで、業務の可視化が進み、ボトルネックを特定し、必要な改善策を講じることが可能になります。これによりマネーフォワードは、業務の標準化を図り、BPOサービスの品質を不断に向上させていく考えを示しています。
経営者からの期待
マネーフォワードのビジネスプロセスイノベーション部の部長、来田卓哉氏は、BYARDの導入によって業務プロセスの統制が進むことで、企業としての収益向上にもつながると期待しています。彼は「このツールを活用することで、ステークホルダー全員が仕組みの改善を継続的に行えるかが重要だ」と述べています。そのため、BYARDは同社にとって、業務課題を解決するための有力なパートナーとなるでしょう。
BYARDの概要
運営する株式会社BYARDは2021年に設立され、オペレーション・マネジメントサービスをメインに事業を行っています。BYARDを通じて、企業は属人的な業務の統制を強化し、新しいメンバーの育成や業務変化に対するコスト削減とストレス軽減を実現しています。具体的なサービスは公式サイトでも確認できます。
このように、マネーフォワードが導入した「BYARD」は、業務の品質改善と収益向上を実現するための重要なツールと位置付けられており、今後の業務運営に大きな影響を及ぼすことが期待されています。