東京城南BASE.の新たな挑戦
東京都品川区に拠点を置く「東京城南BASE.」が、地域福祉の新たな形を模索しています。このプロジェクトは一般社団法人KAiGO PRiDEとのコラボレーションにより進められており、ブランディングを通じて、より良い介護環境の構築を目指しています。
背景と発足
東京城南BASE.は、福祉事業者4社により2023年9月に設立され、2025年5月には法人化されました。この取り組みは、地域の福祉事業所が経営面での協力を進めることを目的としており、KAiGO PRiDEとの連携を通じて実現しました。
KAiGO PRiDEの代表、マンジョット・ベディ氏は、このプロジェクトが持つ可能性を早くから見込んでおり、法人化に先駆けてブランディング作業を進めていました。法人の設立目的は、「誰もが自分らしく暮らせる社会」の実現であり、そのための基盤作りに重点を置いています。
企業パーパスの策定
東京城南BASE.の企業パーパスとして掲げられたのは「ともに、もっと、できる未来へ。」です。このスローガンは、地域福祉のプレイヤーが集まり協力する場を提供することを宣言しています。特に、福祉の枠を超えた「面」での交わりを重視し、未来へ向けたポジティブな流れを生み出すことが目指されています。
この理念を形にしたのが、法人のロゴマークです。シンプルでありながら力強いデザインのロゴは、有機的な広がりを意味し、確かなビジョンを示しています。
KAiGO PRiDEのブランディング概念
KAiGO PRiDEは、介護業界全体をブランド化する「KAiGO x Creative」というコンセプトの下、全国の介護職と連携を行っています。これにより、「誰もが安心して自分らしく暮らせる社会」の実現を目指し、質の高い介護を実現するための支援を行っています。
代表のマンジョットを中心としたクリエイティブチームが、独自のレスポンシブルブランディング®️手法を採用し、確実なアウトプットを提供しています。
東京城南BASE.の未来
東京城南BASE.は、さまざまな課題に対して実践的な解決策を見出すための共創プラットフォームを職員間で形成し、広報活動、人材の育成、制度への対応といった共通の課題に協力して立ち向かいます。これにより、地域社会における福祉活動の新たなモデルを構築し、単に効率を追求するのではなく、「つながりながら独立性を保つ」新しい在宅福祉の理念を実行します。
この取り組みは、東京城南エリアにおける福祉の発展を促すだけでなく、次世代にふさわしい地域福祉の姿をつくるための挑戦を続けています。中長期的に見ても、地域社会と密接に結びついたケアの未来を切り開くことは期待されており、今後の動向に注目です。