障がいを持つ高校生の新たな希望「アウトリーチコース」の誕生
近年、不登校や引きこもりの問題が社会で大きく取り上げられています。そんな中、広域通信制高校の代々木高等学校が新たに「アウトリーチ(訪問支援)コース」を設置しました。このコースは、自宅から出ることが難しい生徒たちに向けて、訪問支援を行うことで彼らの学びを再開できるチャンスを与えるものです。
アウトリーチコースの目的
「アウトリーチコース」の最大の目的は、生徒が自宅で安心して学べる環境を提供することにあります。代々木高等学校は、これまでも不登校支援に力を入れてきましたが、実際に多くの生徒が長期にわたり引きこもり状態にあることを目の当たりにし、その解決策を模索していました。この新しいコースでは、教員や専門の支援員が直接自宅に訪問し、生徒や保護者と信頼関係を築きながら、様々なサポートを提供します。
訪問支援の内容
アウトリーチでは、まず訪問によって生徒の心のケアから始まります。その後、コミュニケーションや学習指導、外出支援など、個々の状況に応じた多様なサービスを提供するとのことです。生徒が徐々に登校できるようになった際には、通学型のコースに移行することも可能です。
学研との連携による特別支援
この「アウトリーチコース」は、株式会社学研エル・スタッフィングとの連携により運営されます。彼らは長年にわたり不登校生への訪問支援事業を実施してきた実績があります。学研エル・スタッフィングは、不登校や発達障害の生徒への支援を専門とする家庭教師サービス「学研の家庭教師 訪問支援室」を持っており、高度な専門知識を持つスタッフが揃っています。このため、生徒一人ひとりに合わせたきめ細やかな支援が期待されています。
成果に表れる数字
代々木高等学校は、これまでの支援実績から、編入後の進学率や就職率はおよそ97.3%に達しており、多くの卒業生が再び社会に戻っていっています。この結果は、きめ細かな支援が彼らの進路選択において、いかに重要であるかを証明しています。
未来への一歩を踏み出す
代々木高等学校は、「アウトリーチコース」を通じて、これまで一歩を踏み出すことが難しかった生徒たちを支援し、再び学びの場へとつなげていく意志を持っています。もし自お子さんが引きこもりや不登校に悩んでいる場合、ぜひお問い合わせください。
代々木高等学院について
代々木高等学院は1993年にオルタナティブスクールとして開校しました。その後、広域通信制高校としての認可を取得し、現在では代々木高等学校として多様な生徒のニーズに応えています。学校法人として、また代々木高等学院として、多様なサポートを提供しています。
お問い合わせ先
「アウトリーチコース」に関心のある方は、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
代々木高等学院
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-8-2
電話番号:050-3535-2797
公式ウェブサイト:
代々木高等学院
メール:
[email protected]