ひろしまITフェス2025における重要なセミナー
2025年10月23日、広島県情報プラザの多目的ホールで「ひろしまITフェス2025」が開催され、その中で「若者や女性に選ばれるICT地域づくりセミナー」が行われます。このセミナーでは、地域が直面する課題の解決に向けて、デジタル技術の活用について議論されます。
このイベントは、総務省中国総合通信局とひろしまIT推進実行委員会が共催し、前回の「ひろしまITフェス2023」では約1万人が来場したことでも知られています。注目されるこのセミナーには、株式会社イマクリエの代表、鈴木信吾氏が登壇し、テレワークを活用した地域づくりについて講演を行います。
セミナーの概要
「若者や女性に選ばれるICT地域づくりセミナー」では、デジタル技術を駆使した働き方の変革をテーマに掲げています。セミナーは13時から14時までの1時間、参加費無料で行われ、地方公共団体や企業、市民など広く参加できる内容となっています。事前に申込フォームからの申し込みが必要です。
講演の内容
セミナーは二部構成になっており、まずは神石高原町役場の中野達也氏が、サテライトオフィスを利用した企業誘致と地域創生の事例を紹介します。
次に登壇する鈴木信吾氏は「地域の課題をテレワークで解く〜企業・自治体・人材をつなぐ雇用創出の仕組みとは〜」というタイトルで講演します。鈴木氏はテレワークがビジネス環境にどのように新しい可能性をもたらすかを説明し、特に地方での雇用創出に向けた取り組みを具体的に紹介します。
テレワークの新たな活用法
テレワークは、もはや選択肢ではなく「新常識」として広がってきています。都市部においては出社回帰の動きも見られる中、地方ではこの柔軟な働き方が再評価されています。鈴木氏は、全国27自治体での実績を基に、テレワーカーを活用することで地域の優秀な人材と企業をつなぐ方法について述べます。
また、鈴木氏は自社の取り組みとして、全国42都道府県及び世界42か国のテレワーカーを使用したフルリモートの業務を展開しており、これにより実績を上げてきました。地域の課題を解決するためのデジタル人材育成の重要性を強調します。
イマクリエのビジョン
株式会社イマクリエは、テレワークを通じたアウトソーシングとコンサルティングを提供し、地方で働く人々のサポートを行っています。2022年度には「地方創生テレワークアワード 地方創生担当大臣賞」を受賞しており、地方企業や自治体への支援を続けています。
さらに、同社は生成AIの導入支援にも積極的で、全国40以上の地方自治体に対してデジタルトランスフォーメーションを推進しています。業務の効率化やサービス向上を図り、地域社会の活性化を目指しています。
まとめ
「ひろしまITフェス2025」におけるこのセミナーは、地域におけるICT活用の重要性を再確認する場となります。鈴木信吾氏の講演を通じて、デジタル技術が地域の未来を切り開く力を持っていることを多くの方が知るきっかけになることでしょう。この機会にぜひ、参加をご検討ください。