DX推進の本音
2023-03-15 10:00:02
DX推進のバックオフィス現場での本音と課題とは
DX推進のバックオフィス現場での本音と課題とは
近年、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展し、特にバックオフィス業務におけるその影響が注目を集めています。株式会社セイルズが実施した調査によると、バックオフィス部門で働く多くの人がDXの導入による業務の効率化を実感している一方で、工数が増加したと感じていることがわかりました。
DXの進展とバックオフィスへの影響
まず、DXが進んでいる業務を見ていきましょう。調査結果によると、最もDXが進展しているのは「勤怠管理関係」で、58.5%の回答者がこの業務のデジタル化が進んだと述べています。次いで「給与計算関連(48.0%)」や「シフト管理(28.9%)」などが続きます。これらの業務では、紙ベースの処理がシステム化され、手間が大幅に削減されることが期待されています。
一方で、システムの導入や運用には新たな問題も生じています。例えば、リモートワークが進む中で、従来の勤怠管理方式が変化し、システムへの入力ミスが新たな課題として浮上しています。具体的には、誤った情報を入力した部下の処理を行う手間が増え、それが業務効率を低下させる要因にもなっているようです。
工数増加の現実
調査の結果、75.9%が「DXによって工数が増えた」と感じていることも注目に値します。具体的には、経理に渡す書類をスキャンしてデータ提出する必要が出てきたため、従来に比べて処理が煩雑になっているようです。また、会議資料の管理も紙とデータの併用で手間がかかるとのことです。バックオフィス業務のDXが進む中で、業務効率化が期待される一方で、ますます複雑さが増す事例も見られます。
DXへの期待と現実
一方で、DXを進めるべきだとの意見も多く見られました。回答者の80%以上が「バックオフィス業務のDXは正しく進められている」と感じていることから、前向きな声も根強いことが明らかになっています。しかし、これまで見てきたように、DXに伴う課題も無視できない部分があるため、慎重な進め方が求められます。
特に健康管理に関連するDXについても調査が行われました。バックオフィス業務を健康的に保持するためには、従業員の健康管理も重要です。健康経営の観点から、従業員の健康管理業務のDXについて56.6%が既に導入していると回答していますが、今後どのようにこのDXを進化させていくかがカギになります。
まとめ
DXの推進は、バックオフィス業務においても大きな変革をもたらし続けています。業務の効率化を実感しつつも、工数が逆に増加している現状を理解することで、企業は適切な対策を講じることができます。全体的なシステムの整合性を意識したDX推進が、今後の経営における成功の鍵となるでしょう。さらに、健康管理の重要性も忘れず、社員の健康を守りつつ効率的に業務を進めていくことが求められています。
そのために、企業はOHME(オーミー)などのサービスを活用し、健康経営を実現するための工数を減らし、より良いビジネス環境を目指していくことが重要です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社さんぽテラス
- 住所
- 愛知県名古屋市緑区滝ノ水1-908 2階
- 電話番号
-
052-875-5566