IoT機器の安全性を確保！ベリサーブがEU規格の試験機関に正式認定

IoT機器の安全性を確保！

株式会社ベリサーブは、サイバーセキュリティ事業部門が「ETSI EN 303 645」の試験機関に認定されたことを発表しました。この認定は、民生用IoT機器に対するサイバーセキュリティの基準を満たすものであり、2025年3月4日から正式に適用されます。

「ETSI EN 303 645」とは？

「ETSI EN 303 645」は、欧州電気通信標準化機構によって策定された規格で、民生用IoT機器のセキュリティに関する要件を定めています。この規格は、サイバー攻撃からユーザーを守ることを目的としており、広範な国で採用されていることから、今後の法規制に大きな影響を与えるとされています。特に、日本においてもこの基準は「JC-STAR」として、IoT製品の適合性評価に参考される重要な資料です。

認定の背景

IoT機器の普及に伴い、サイバー攻撃の脅威も高まっています。このため、企業はIoT機器を販売する際、各国のセキュリティ基準に対応した対策を講じなければなりません。特に、経済産業省が2024年8月に発表した「IoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度構築方針」にも見られる通り、日本でもセキュリティ規則が強化されています。それに応える形で、ベリサーブは「ETSI EN 303 645 V2.1.1 (2020-06)」の試験機関としての認定を取得し、IoT機器のセキュリティ評価におけるリーダーシップを発揮。

ベリサーブの取り組み

ベリサーブでは、IoT機器が「ETSI EN 303 645 V2.1.1 (2020-06)」に基づいた試験を受けることができ、試験報告書の発行が可能です。この試験報告書は国際的に受け入れられるものであり、特に欧州への輸出を考えるIoT機器メーカーにとって、大きな負担軽減となります。さらに、2025年内には、欧州無線機器指令（RED）に基づいた「EN 18031」の試験も開始する予定です。

加えて、ベリサーブは経済産業省が設定する「情報セキュリティサービス基準」に適合した「機器検証サービス」を提供し、JC-STARの検証事業者としても活動しています。これまでの経験を活かし、WebアプリからIoT機器まで幅広い分野でのセキュリティ対策支援を行い、柔軟かつ高付加価値なサービスを提供することに努めています。

株式会社ベリサーブについて

設立は2001年7月、東京・千代田区を拠点に今なお成長を続けている株式会社ベリサーブ。以下のようなサービスを展開しています：
1. ソフトウェアテスト・品質関連事業
2. サイバーセキュリティ関連事業
3. コンサルティング関連事業
4. ソフトウェア開発関連事業
5. その他事業

公式サイトはこちらです。