特定非営利活動法人チャイボラが主催する「熊本県児童福祉施設お仕事フェス」が、2024年7月12日にオンラインで開催されます。このイベントには、熊本県内の児童養護施設、乳児院、児童心理治療施設を含む13の施設が参加し、それぞれの魅力や職場環境について直接お話しする機会が提供されます。
実は、熊本県内の社会的養護施設が一堂に集まる目的の合同説明会は非常に珍しく、地域の求職者にとって貴重なチャンスです。これにより、情報が十分に行き届かず、仕事の魅力が伝わりにくいという現状を改善し、熊本県内での求人の理解促進を図ることが狙いです。
開催地はオンラインのため、全国どこからでも参加可能です。興味がある方であれば、どなたでも参加無料で参加することができます。この情報は急速に求職者に広がっており、特に社会的養護に関心を持つ人々からの応募が期待されています。
チャイボラはこれまでにも、児童養護施設出身者の声を届けるイベントや、施設職員との懇談会、また、メタバースを活用した説明会などを通じて広報活動を行ってきました。今回のイベントも、熊本県養護協議会からの要望を受けて企画され、県内に根ざした説明会を実施する運びとなりました。
参加施設のリストには、愛隣園、光明童園、菊水学園などがあり、各施設はそれぞれ独自の取り組みや特徴があります。参加者は、興味を持った施設を選び、説明会に参加することができるため、多様な職場環境や仕事内容を直接聞くことが可能です。これにより、求職者は自らの適性や興味に合った施設を選ぶ際の判断材料を得ることができるでしょう。
また、チャイボラは全国の1/3以上の社会的養護施設を支援しており、その活動は業界内で高く評価されています。代表理事の大山遥は、2024年4月にはForbes Japanの『100通りの「世界を救う希望」』にも選出されるなど、業界の先駆者としての活躍が注目されています。
今後、こうしたイベントを通じて、より多くの人々が社会的養護に関心を持ち、児童福祉という大切な分野において力を発揮していけることが期待されます。このような取り組みは、熊本県だけでなく、各地の社会的養護施設の職員確保や定着支援にもつながり、将来的にはより良い環境を育む基盤を形成していくでしょう。
参加希望者は、事前にエントリーを済ませておく必要があります。詳細情報や申込方法については、公式ウェブサイトまたは「チャボナビ」を参照してください。児童福祉の仕事に関心がある方々にぜひご参加いただき、未来の子どもたちのために一緒に考えていきましょう。