クロスフィットで地域を活性化！高知県大豊町の新プロジェクト

クロスフィットで地域を活性化！

プロジェクトの背景

高知県大豊町は、日本で初めて「限界集落」と名付けられた地域で、人口減少、高齢化、空き家の問題に直面しています。特に過去50年間で17000人がこの地を離れ、現在の人口は約3000人にまで減少しています。この町を救う手助けとなるべく、新たな試みとして「クロスフィットで地方創生」というプロジェクトが始まりました。

クロスフィット施設の設立

このプロジェクトでは、地域にクロスフィット施設を設置し、フィットネスリトリート事業を展開する計画です。施設のオープンは2022年を予定しており、それまでの間は廃校の体育館や公共施設など、自然の中でクロスフィットクラスが行われています。これにより、地域住民だけでなく、国内外の観光客にも訴求することを目指しています。

高齢者と地域の健康促進

大豊町は高齢者が多く、健康促進に取り組む良い環境が整っています。地域住民を対象にしたクラスも開催され、90歳を超える方も参加しています。また、運動を通じて地元の福祉にも寄与し、持続可能な健康づくりを支援します。

フィットネスリトリートとしての可能性

このプロジェクトが実現すれば、フィットネス好きな旅行者やワーケーションの場を求める人々が集まるスポットとなるでしょう。宿泊施設も新設し、自然豊かな環境で仕事をしながらリフレッシュできる滞在型観光地としての利用を目指します。これにより、地域の交流人口が増え、宿泊や飲食業における経済的波及効果も期待されます。

クラウドファンディングによる資金調達

このプロジェクトの実現には、クラウドファンディングの利用も行われました。寄付者には、クロスフィット施設の割引券やオリジナルTシャツ、宿泊利用チケットなどが提供され、支援の呼びかけを行っています。具体的なスケジュールも示されており、2022年内に新施設の開設を目指しています。

クロスフィットとは何か

クロスフィットは、アメリカで誕生したフィットネスプログラムで、実用的な動作を取り入れたトレーニングが特徴です。60分間の半個別指導形式で行われ、参加者同士の競争心を育むことでモチベーションも向上するとされています。消防士や警察、軍のトレーニングでも採用されているこのプログラムが、地域の健康を促進します。