GC Therapeuticsが次世代のiPS細胞療法を実現へ、グローバル・ブレインが出資

GC Therapeuticsが開発する未来の医療技術

グローバル・ブレイン株式会社は、米国のGC Therapeutics Inc.（GCTx）に対し、フコク CVC ファンド「THE MUTUAL for Next 100」を通じて出資を行うことを発表しました。GCTxは、消化器疾患や神経疾患、免疫疾患などの様々な治療分野に対応したiPS細胞を使用した細胞療法の開発に取り組んでいます。

GCTxの革新的なアプローチ

GCTxの強みは、そのTFome™プラットフォームの存在です。このプラットフォームは、従来の複雑かつ患者特異的な製造プロセスから脱却し、より効率的かつコスト削減を実現した細胞療法を可能にします。これにより、治療に必要な細胞製品の大規模な展開と患者へのアクセスを大幅に向上させることを目指しています。

出資の背景

GCTxは2019年4月に設立され、ステルスモードでの開発を続けながら、海外や国内の投資家から資金を調達してきました。このたび、6,500万ドルのシリーズA資金調達が完了し、グローバル・ブレインが支持を表明しました。特に、GCTxの持つ独自の技術と実績豊かなチームに注目が集まっています。

グローバル・ブレインは、GCTxの技術が医療分野にもたらす影響を評価し、国内外の事業会社との連携を通じて、成長をサポートする方針です。

GCTxの概要

代表者: CEO Parastoo Khoshakhlagh、CSO Alex Ng
設立日: 2019年4月
所在地: マサチューセッツ州, 米国
事業内容: iPS細胞を用いた細胞医薬品の開発
公式サイト: GC Therapeutics

また、グローバル・ブレインは1998年に設立され、渋谷区に本社を構えています。主な事業はベンチャーキャピタルで、国内外での幅広い投資を行っています。
代表者: 代表取締役社長百合本安彦
所在地: 東京都渋谷区
公式サイト: グローバル・ブレイン