次世代の技術マネジメントを学ぶチャンス
一般社団法人日本経営協会(NOMA)の主催による「第17期 MOT(技術マネジメント)研究会」が、2025年7月18日からスタートする。このプログラムは、企業の研究開発や技術部門に従事する管理者やリーダー向けに、実践的な学びを提供することを目的としており、全5回のプログラムが予定されている。
研究会の概要
この研究会のテーマは「事業化・収益化に向けた研究開発の戦略」で、研究者や技術者が自らのスキルを向上させるための重要な機会を提供する。会場は大阪科学技術センタービル内のセミナールームで、参加者は最大30名という小規模な枠組みでより密な学びを体験できる。
講師陣
各回のコーディネーターを務めるのは、神戸大学大学院経営学研究科の原田勉教授。さらには、特別講義として同じく神戸大学の准教授である吉田満梨氏が登場する。両氏は技術マネジメントの先端的な知見を提供し、実践に根ざした講義を展開する。今回の研究会では、SPACECOOL株式会社、TDK株式会社、DIC株式会社といった企業からの実践事例が紹介されるほか、参加者は株式会社島津製作所での企業視察も経験することができる。
プログラム内容
- - 第1回(7月18日): SPACECOOL株式会社による「放射冷却素材の開発とその社会実装」。懇親交流会も実施。
- - 第2回(8月27日): 株式会社島津製作所を訪問し、「市場創造を目指す知財のオープン&クローズ戦略」を学ぶ。視察も含まれる。
- - 第3回(9月19日): TDK株式会社から「本社R&DにおけるTDK Transformationに向けた取り組み」を紹介。
- - 第4回(10月24日): DIC株式会社の「事業化を阻む死の谷、ダーウィンの海の乗り越え方」について学ぶ。
- - 第5回(11月12日): 吉田満梨氏による特別講義「新規事業開発におけるエフェクチュエーションの活用」。懇親交流会も実施。
参加者のメリット
この研究会では、各回に講師のコーディネートのもと、質疑応答や意見交流が活発に行われます。参加者同士の親睦を深めるための懇親交流会も設けられており、仲間とのつながりが強化される絶好の機会となる。
さらに、全ての会合が終了した後には資料集(講義録を含む)が進呈され、学びを持ち帰ることができるのも嬉しいポイントだ。
参加料金
参加料金は「会員」「一般」によって異なり、全5回のプログラムに対して1名登録の会員は99,000円、一般は143,000円。2名登録では会員165,000円、一般209,000円が必要。
今後の展望
NOMAは、1949年の創立以来、日本の経営の近代化と効率化に貢献し続けている。その基本理念は、経営・人間・科学の調和を推進し、持続可能な社会の発展に寄与することだ。参加を希望する方は、公式ウェブサイトで詳細情報を確認のうえ、早めに申し込むことをお勧めする。
参加申し込みや問い合わせは、NOMA関西本部の事務局に直接ご連絡ください。これを機に、新たな挑戦に踏み出してみよう。