宴会と研修市場の未来
2021-07-19 08:30:03
新型コロナ時代の宴会と研修市場の変遷と未来の見通し
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が私たちの生活様式に多大な影響を及ぼしていますが、特に宴会と研修といったビジネスシーンにおいても、その影響は計り知れません。株式会社アイデアログが実施した調査によると、コロナ禍では約82.7%のユーザーが宴会を実施せず、宴会の中止や延期が主流となっています。では、これからの宴会および研修市場はどのように動いていくのでしょうか。
コロナ禍の宴会実施状況
2021年のデータによると、宴会の実施を希望する層は依然として少数派で、64.0%が宴会を実施しない意向を示しました。この結果からも、その影響の深刻さが見えてきます。特に、コロナ禍での宴会実施状況を振り返ると、60.4%が宴会を中止または延期したと答えています。一時的に友達同士のオンライン飲み会の流行が見られましたが、法人でのオンライン開催は10%に留まるなど、企業文化としては根付いていないようです。
それに対して研修の実施状況
一方で、研修に関しては比較的良好な実施状況が報告されています。コロナ禍において49.6%の企業がオンラインでの研修を行い、15.1%の企業が中止または延期を経験しました。このように、オンライン研修が多くの企業に受け入れられている背景には、研修環境の変化だけでなく、受講者が自分のペースで学ぶ機会が増えたという点も挙げられます。
コロナ収束後の宴会形式はどうなるのか
調査結果によると、コロナウイルス収束後も従来の宴会形式に戻ると考えている方はわずか18.7%しかいません。多くの人が感染症対策を重視した新しい形式の宴会へと移行する意向を示しています。具体的には、「感染症対策を徹底する」という観点から、1人1皿での料理提供や、ソーシャルディスタンスの取り入れ、検温や消毒の徹底などが重視されています。
会議・研修の未来
今後の研修市場についても、オンライン開催がますます増えるとの予測が立っています。59%の人々が、コロナ収束後もオンライン開催が増えると回答しており、従来の形式での会議へ戻る気配はあまり見られません。これにともない、オンライン会議を実施するための環境整備が求められ、インターネット回線や大型スクリーン等を備えた会場選びが今後の重要なポイントとなるでしょう。
結論
宴会市場においてはワクチン接種や感染者数の推移によって回復の兆しが見られますが、完全に元の状態に戻るにはまだ時間が必要とされています。また、オンライン開催が主流になるとは言えない宴会の形に対しては、対面での交流を重視する傾向が強いようです。一方で、研修においてはオンラインがニューノーマルとして定着しつつあります。
今後も、感染症対策を重視した新しい宴会や研修の形が求められ、企業はその変化に柔軟に対応していく必要があるでしょう。経済の復興に向け、各施設や企業は感染症対策を徹底したサービスの提供を目指しています。時代の変遷に伴い、私たちのビジネススタイルも変わっていくのです。
会社情報
- 会社名
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株式会社アイデアログ
- 住所
- 東京都文京区本郷2-17-12THE HILLS HONGO 5F
- 電話番号
-
03-6458-1873