退職金制度新設
2021-12-14 10:00:14
全国認定こども園協会が新たな退職金制度を導入!経済的支援の確保へ
全国認定こども園協会が新たに導入した退職金制度
全国認定こども園協会と株式会社ベター・プレイスが共同で、認定こども園向けに「はぐくみ基金サービスfor kodomoen」の提供を開始することを発表しました。この新しいサービスは、確定給付年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」を活用し、認定こども園における職員の資産形成や福利厚生を支援するものです。
目的と背景
近年、保育者の確保が難しくなっている背景があり、適切な福利厚生の提供が求められています。特定非営利活動法人全国認定こども園協会の代表理事である角田享氏は、この制度が保育者の職場定着率向上や福祉の充実に役立つことを期待しています。このサービスは、会員限定で提供され小規模法人でも利用可能な特別設定がされています。
期待される効果
福祉業界では、高齢の従業員が多いという特性がありますが、「はぐくみ基金」は70歳未満まで加入できるため、この業界のニーズに応えています。また、保育事業者にとっても元手なしで退職金制度を構築できる制度設計は大きな魅力です。
「はぐくみ基金」の特徴
「はぐくみ基金」は、医療や介護といった職業を支えるために2018年に設立された新しい年金制度です。設立から約3年半で、543の事業所が加入し、その数は約25,000人に達しました。この制度の利用者からは、元本保証があるため難しい投資の知識を必要としないことが支持されています。
さらに、退職時や育児・介護休業中でも受け取りが可能であり、特に育児や介護を控える職員からの需要が高いのです。現在、加入事業所の中で73%が医療・福祉関連ですが、他の業界からも多くの加入が期待されています。
提携企業の理念とサービス
特定非営利活動法人全国認定こども園協会は、全ての子どもの最善の利益と教育・保育の向上を目指す団体です。会員同士の交流や職員の資質向上のための研修を行いながら、地域社会の活性化にも寄与しています。
一方、株式会社ベター・プレイスは、「子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会」を目指しており、福祉業界向けのITシステム開発や確定拠出年金制度の導入支援を行っています。彼らは、エッセンシャルワーカーが安心して働ける環境を整えることに重きを置いています。
まとめ
これからの福祉業界において、退職金制度や福利厚生の充実は職員の定着率向上やサービスの質向上に直結します。「はぐくみ基金サービスfor kodomoen」は、その解決に向けた重要な一歩となるでしょう。保育従事者にとっても、安心して働ける経済的な基盤を築くことが期待されます。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ベター・プレイス
- 住所
- 東京都新宿区四谷坂町9-9三廣ビル9F
- 電話番号
-
03-5227-8222