自立支援の未来を切り開く、Rehabとポラリスの業務提携
介護リハビリテック企業の株式会社Rehab for JAPANと、自立支援に特化したデイサービスを運営する株式会社ポラリスが、業務提携を結びました。この提携は、介護業界における自立支援の普及を目指しています。
1. 提携の背景と目的
2025年には日本の高齢者人口が増加し、介護が必要な方が増えると予測されています。これにより、社会保障費が急速に膨張していくため、政府は介護サービスの在り方を見直す必要に迫られています。特に、「お世話型介護」から「自立支援・重度化防止」への大転換が求められています。
ポラリスは、デイサービス事業を全国に約70店舗展開しており、約3,000名の要介護度改善者を輩出しています。一方、Rehabは「Rehab Cloud」という科学的介護ソフトを通じて、介護業界のデジタル化を推進し、多くの施設での生産性向上を支援しています。両社の強みを活かすことで、高齢者の自立支援を強化するとともに、より良い社会の実現へつなげていきます。
2. 提携の具体的な内容
この業務提携の第一歩は、経営管理システム「Rehab Cloud コックピット」の共同開発です。現在、市場には介護事業者が直面する課題が多数存在しています。特に、データを効果的に活用していない事業者が多く、経営の安定化が難しい状況です。コロナウイルス感染症や物価の高騰の影響により、デイサービスの経営が厳しくなり、多くの事業者が赤字を抱えています。
経営の安定には、データに基づいた管理が不可欠ですが、多くの介護事業者は未だに手作業や経験に頼っているのが現状です。そのため、簡単にデータを集約できるシステムが求められていました。これに応える形で、ポラリスのノウハウとRehabのプロダクト開発力を掛け合わせた「Rehab Cloud コックピット」を開発します。
さらに、ポラリスは「Rehab Cloud」を全事業所に導入することを決定しました。これまでの業務は主にExcelや紙を用いて行っていたため、重要な業務が非効率的だったのです。Rehab Cloudを導入することで、計画書や記録、請求業務を一元管理できるようになり、自立支援の質を向上させることが期待されます。
3. 期待される効果と今後の展望
両社の提携により、自立支援の普及に向けた新たなモデルが創出されるでしょう。ポラリスの事業所では、特に生産性と自立支援の質を同時に高めることが可能になると考えます。また、Rehabの提供する科学的介護ソフトが介護業界の新たなスタンダードになることで、全国の介護事業者に波及する影響も期待されています。
両社の代表は、これからの介護業界を変革するために、この提携が非常に重要な一歩であり、業界全体の発展に寄与することを誓っています。どのように新しい価値を創造し、現場の働き方をより良いものへと変えていくのか、今後の動向が注目されます。
4. お問い合わせ先
「Rehab Cloud コックピット」にご興味のある方は、以下のリンクをご参照ください。
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参考情報