国際音楽の日に奏でる異文化理解の音
10月1日、「国際音楽の日」に、東京都渋谷区にあるオルタナティブスクール原宿AIA高等学院が、特別な音楽イベントを開催します。このイベントでは、通信制高校生たちと留学生が、アンデス地方の民族音楽「フォルクローレ」を奏でることで、現代社会における「国際的」という言葉が持つ意味について考えていきます。
音楽がつなぐ国際理解の架け橋
原宿AIAは明治通り沿いに位置し、国際色豊かな環境にあります。さまざまな国から来た人々が通りを行き交い、生徒たちが外国人とふれあう機会も多いため、「国際性」について考える素地が備わっています。音楽は言語を越えたコミュニケーション手段として、国際理解を促進する重要な役割を果たします。このイベントでのフォルクローレの演奏を通じて、生徒たちは異文化に触れ、自らの視野を広げていくことを目指します。
前回の交流会や語学交換会でも、多くの生徒が異文化に対して興味関心を示しており、特にK-POPやその他の海外音楽に対する熱意が感じられます。
“国際的”の定義を再考する
今回のイベントは、生徒たちが直接異国の民族音楽を体験し、「国際的」や「多様性」という言葉を新たに捉え直すための貴重な機会です。音楽を通じて異なる文化に触れることで、多様性への理解を深め、国際的な視点を育てることが目的です。音楽は異国文化への入り口としても機能し、興味や好奇心を喚起するツールとして非常に重要です。
観客としてや演奏者として、学生たちがフォルクローレを体感することで、未知の文化への理解を深めるとともに、音楽が持つ奥深さや多様性を実感することでしょう。
原宿AIAの理念と教育実践
原宿AIAを運営する青池浩生氏は、様々なバックグラウンドを持つ生徒たちとの接点を通じて、教育の重要性を再認識してきました。同校は2023年4月に設立され、様々な分野のプロフェッショナルと共に学ぶことができる環境を提供しています。また、青池学園はフィリピンにも語学学校を持ち、国際的な教育を展開しています。このグローバルな視点が、今回のイベントを実施する上での強みとなっています。
イベントの詳細
イベントの名は「“国際的”って何だろう?通信制高校生がアンデス地方の音楽を奏でて考える」。会場は原宿AIA高等学院、時間は10月1日14時から15時30分の予定です。内容は対話やディスカッション、フォルクローレの鑑賞、楽器演奏を含んでおり、生徒たちが積極的に参加することが可能です。
このイベントは、単なる音楽体験以上の意義を持つものです。生徒たちの国際理解、文化への興味は、未来のグローバル社会で活躍するための大切な素養であり、彼らがこのイベントを通じて得る経験は将来の大きな財産となることでしょう。
参加方法と問い合わせ
参加を希望する中高生は、原宿AIAの公式ウェブサイトから申し込みが可能です。また、取材なども大歓迎で、お問い合わせは以下からお願いします。